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中国に高性能ポリアミド「Ultramid®」の新工場を建設【BASF】
2013年7月29日
■ 年間100,000トンの重合能力、2015年に稼働開始予定
■ 現地生産でアジアのポリアミド産業の成長に貢献
BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、中国・上海に年間100,000トンの重合能力を持つ、ポリアミド「 Ultramid®(ウルトラミッド)」の製造工場を建設します。この新工場は、2015年に稼働開始を予定しています。
BASF東アジア地域統括本部 アジア太平洋地域ファンクション担当プレジデント兼グレーター・チャイナプレジデント、アルベルト・ホイザーは次のように述べています。「BASFは、長期戦略の一環として、アジア太平洋地域においてお客様の成長を今まで以上に支援し、より効率的なオペレーション、緊密な連携を実現するため、お客様の近くに生産拠点を置くことを目指しています。また、 BASFは、アジア太平洋地域における市場の成長率を2%上回る成長を目指しており、持続可能な将来のために、環境保護に対するコミットメントを強化し、社会に貢献していきます。」
BASFグローバルのポリアミド&中間体ビジネスユニットのシニア・バイスプレジデント、ハーマン・アルトフは次のように述べています。「エンジニアリングプラスチック、繊維、フィルム産業におけるポリアミド製品に対する需要は、今後、特に中国において成長すると考えています。今回の新たな投資により、BASFも業界とともに成長し、アジアのお客様に、現地で製造した高性能製品を提供できるようになります。」
今回の工場は、BASFが全額出資するものであり、中国・上海近郊の漕涇 (カオジン)にある上海化学工業区内に建設します。また、この工業区では、BASFとパートナー企業が世界有数のイソシアネート統合コンビナートを運営しています。 また、同工業区内には、塗料・家具塗装産業や自動車触媒向けの貴金属に用いられるポリテトラヒドロフラン(PolyTHF®)の製造工場とポリイソシアネート(Basonat)の製造工場も所有しています。
エンジニアリングプラスチック、繊維、フィルム、モノフィラメント産業向けの Ultramid® 製品
BASFは、エンジニアリングプラスチック、フィルム、繊維、モノフィラメント産業向けに高品質のポリアミドおよびポリアミド中間体を供給するリーディングサプライヤーとして、60年以上業界をけん引しています。製品ラインアップには Ultramid® B(ポリアミド 6)、 Ultramid® C(ポリアミド6/6.6コポリマー)、 Ultramid® A(ポリアミド 6.6)などがあります。製品とともに、顧客への技術サービスも提供しています。
BASFは、現在ドイツのルートヴィッヒスハーフェン、ベルギーのアントワープ、アメリカのフリーポート、ブラジルのサンパウロで、Ultramid®の重合工場を保有しています。フィルム、テキスタイル、カーペット繊維やエンジニアリングプラスチックに使用されるポリアミドの製造は、ポリアミド中間体(アジピン酸、アノロン、カプロラクタム)の製造、化学原料(アンモニア、シクロヘキサン、硫酸)の製造、エネルギー供給、副産物回収、ロジスティクス、その他サービスとともに、 BASFがグローバルに展開するフェアブント(統合生産 拠点)で行われています。
BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は世界をリードする化学会社「The Chemical Company」です。製品ラインは、化学品、プラスチック、高性能製品、農業関連製品、石油・ガスと多岐にわたっています。BASFは、経済的な成功、社会的責任、そして環境保護を同時に実現しています。また、BASFは科学とイノベーションを通して現代社会や将来のニーズを提示しながら、ほぼすべての産業のお客様を支援しています。BASFの製品とソリューションは、資源の確保に貢献し、栄養価の高い食品を提供するとともに、生活の質の向上に寄与しています。BASFはこれらの活動を企業目標として「私たちは持続可能な将来のために、化学でいい関係をつくります」を掲げています。2012年の売上は約721億ユーロで、従業員数は約11万人です。BASFの詳しい情報は、www.basf.com(英語)、newsroom.basf.com(英語)、www.japan.basf.com(日本語)をご覧ください。
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