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歴史的な航空機用エンジンを日野オートプラザに展示【日野自動車】

2013年7月24日

日野自動車㈱(以下、日野)は、このたび日野のルーツである東京瓦斯電気工業(以下、瓦斯電)が昭和初期に開発した航空機用エンジン「天風」を東京都八王子市の日野オートプラザに展示しました。

瓦斯電は日本の自動車産業のパイオニアとして国産初の量産トラックTGE-A型を製造しましたが、航空分野においても初の国産航空機用エンジン「神風」の生産、また長距離飛行世界記録を樹立した航研機※1の製作など顕著な実績を残しており、「天風」エンジンは、その信頼性の高さから1万基以上が生産され日本の航空機産業の発展に貢献しました。
このような瓦斯電の時代の先を行くチャレンジスピリットや信頼性の高さは、技術開発やQDR※2のDNAとして現在の日野に脈々と受け継がれています。
日野オートプラザには既にTGE-A型トラックのレプリカや航研機の模型等を展示しており、「天風」エンジンはそれらに次ぐ瓦斯電のモニュメントとなります。

今回展示した「天風」エンジンは、1943年に青森県の十和田湖に墜落した機体に搭載されていたもので、2012年秋に同機体を引き揚げた青森県航空協会および青森県立三沢航空科学館のご好意により貸与を受けたものです。

※1  航研機:東京帝国大学航空研究所が設計し、瓦斯電が製作。1938年に周回航続距離と平均速度の世界記録を樹立した。
※2  QDR : Q=品質(クオリティ)、D=耐久性(デュラビリティ)、R=信頼性(リライアビリティ)。

「天風」エンジン諸元


(ご参考)
日野オートプラザについては以下のウェブサイトをご参照ください。
http://www.hino-global.com/j/link/autoplaza/index.html




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