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自動車用安全システムメーカーのタカタ、世界初の技術を搭載したカーテンエアバッグ、Dシェイプカーテンエアバッグを製品化【タカタ】

2013年7月2日

シートベルト、エアバッグ、チャイルドシートなどの自動車用安全システムを提供する専門メーカー、タカタ㈱(CEO:高田重久 本社:東京都港区、以下タカタ)は、このたび、世界初の技術を搭載したカーテンエアバッグ、Dシェイプカーテンエアバッグを製品化しました。

このDシェイプカーテンエアバッグは、世界で初めて中空梁構造のカーテンエアバッグを開発し、製品化しました。膨らんだエアバッグの断面形状を立体的な”D”の文字形状にすることにより、従来のカーテンエアバッグよりも効率的に厚みを増すことができます。これにより乗員の頭部保護性能を効果的に高めることに成功しました。

カーテンエアバッグは、サイドウインドウ上部のルーフラインに沿って搭載されており、主に側面衝突時に前席から後席までのサイドウインドウを覆うように膨らみ乗員の頭部を保護するエアバッグです。

従来のカーテンエアバッグのバッグ形状では 厚みは通常100~160mm程度であり、2枚の基布を縫い合わせる平面的な構造上、バッグの厚みを簡単に増やすことができませんでしたが、このDシェイプカーテンエアバッグは中空梁構造を採用することで、エアバッグを膨らませるためのガス発生装置を従来品と同レベルとしながらも、従来のカーテンエアバッグの厚みに比べおよそ2倍(当社比)の厚みを持たせることに成功しました。

これにより、従来のカーテンエアバッグよりも早く乗員拘束を開始でき、より高い衝撃吸収効果が期待できます。また、逆三角形の断面形状を持つ梁のたわみにくい特性により、横転事故やロールオーバー(転覆)事故のようなより厳しい条件でも乗員をしっかりと車内にとどめて保護することが可能になりました。

製品情報

会社概要

・ 会社名 : タカタ株式会社
・ 創業 : 1933年
・ 本社住所 : 東京都港区赤坂2-12-31
・ 代表者 : 代表取締役会長兼CEO 高田重久
・ 資本金 : 41,862百万円(2013年3月時点)
・ 連結売上高 : 415,521百万円(2013年3月期)
・ 従業員 : 36,152人(2013年3月時点) ※連結ベース
・ グローバル生産拠点: 日本・アジア・欧州・米州で、20カ国55工場(2013年3月時点)
・ 事業内容 : シートベルト、エアバッグ、ステアリング・ホイール、トリム
チャイルドシートなどの製造販売



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