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ニッサン、ポールリカールでポディウムフィニッシュ ~ブランパン耐久シリーズ 第3戦レポート ~【日産自動車】

2013年7月1日

6月30日 フランス、ポールリカール
ブランパン耐久シリーズの第3戦が6月30日、フランスのポールリカールサーキットで開催され、#32 NISSAN GT-R NISMO GT3のアレックス・バンコム、マーク・シュルツイスキー、スティーブ・ドハティがPro-Amクラス2位を獲得しました。ニッサンGTアカデミー・チームRJNは、これで選手権争いでもPro-Amクラスでのリードを充分に築きました。

 

この日は、ブランパン戦の前に行われたスーパートロフェオのレースで、開幕ラップにアンドレア・メイムが死亡するアクシデントが発生したため、ブランパン戦の3時間レースはセーフティカーが入ってのスタートとなりました。

ニスモ陣はドライバーラインアップを入れ替え、初めての組み合わせで今回のイベントを迎えました。#35 GT-Rは予選で好走を見せてグリッドの14番手、Pro-Amクラスでは4番手を獲得。#32 GT-Rもクラス8番手につけました。

#35 GT-Rのスタートを務めたのは、ベルギー出身のウォルフガング・ライプ。ライプは順調な走りで、過酷なレースを1時間走り抜き、GT-Rをピットに戻しました。次にステアリングを託されたペーター・ピッツェーラも、ライプが築いた流れをつなぎました。ピッツェーラは走行中、無線でBMWと並んでヘアピンに入る際にヒットを受けたと伝えてきましたが、走行に問題はなかったためそのまま継続。しかし、残念ながらマシンはダメージを受けていたものの、まだ表面に現れていないだけでした。

次にドライバーを務めたルーカス・オルドネスは、練習セッションで好走を披露しており、決勝のスティントでも活躍が期待されていました。しかし、わずか3ラップを走行した後、オルドネスは無線でパンクしたことを伝えてきたため、緊急ピットイン。チームが調べたところ、パンクはその前に起きた接触が原因と分かりましたが、この時点では選択肢はリタイアしか残されていませんでした。

これで、チームの期待は、#32 GT-Rが一身に背負うことになりました。スタートを務めたバンコムは順位を上げていきましたが、バンコムもパンクに見舞われ予定よりも早くピットイン。このパンクは、コース上の破片を拾ったことが原因と思われる一般的なものだったので、次のドライバー、シュルツイスキーはすぐにコースに復帰を果たしました。シュルツイスキーの見事な走りは、その後ドハティに交替してからも続き、ドハティはクラス2位でフィニッシュを果たしました。

「今日はすべてのドライバーが、いい仕事をしてくれました」とチームボスのボブ・ネビル。「午前のレースで起きた一件は大変悲しく、セーフティカーを入れてレースをスタートしたことは、賢明な判断だったと思います。#32 GT-Rは一貫した走りが結果につながりました。今回は、盛大な式典は控えましたが、アレックス(バンコム)、マーク(シュルツイスキー)、スティーブ(ドハティ)がポディウムに上がる姿を見るのはうれしいですね。#35 GT-Rのクルーは残念でしたが、素晴らしいペースを見せていたので、今からスパ24時間が楽しみです」v また、今回はProクラスで、JRMレーシングのピーター・ダンブレック、ルーカス・ルアー、スティーブン・ケーンが#23 NISSAN GT-R NISMO GT3で総合3位に入りました。

ニッサンGTアカデミー・チームRJNはこの後、直接スパに移動し、水曜日に行われる公式テストに参加します。その後、7月7日には、ザンブートで行われるFIA GTシリーズの次戦のため、オランダに向かいます。

 

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