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日産の高星、連勝記録を7に伸ばす ~ 全日本F3選手権第6~7戦 レースレポート ~【日産自動車】
2013年7月1日
6月29~30日 岡山国際サーキット(岡山県)
全日本F3選手権の第6~7戦が岡山国際サーキットで開催され、ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NDDP)の#23高星明誠が2戦連勝を飾りました。
高星はこれまでの5レースすべてで、ポールポジションとファステストラップを獲得して優勝し、ランキングでも独走状態を続けています。岡山国際サーキットで高星がレースを戦うのは今大会が初めてとなり、28日(金)の練習走行では珍しくコースオフ。その際に手を痛めてしまいましたが、約4時間の走行で調子を元に戻すと、予選では第6・7戦ともにポールポジションを獲得しました。
18周で争われる第6戦決勝は29日(土)の13時50分にスタート。高星は「今まででいちばんいいスタートが切れた」とレース後の記者会見で語った通りに好スタートを切り、エンジンパワーに差のある前のマシンに並びかけます。惜しくも抜くことはできませんでしたが、レース序盤はハイペースで前のマシンについていきました。タイヤのグリップが落ちたことで、レース後半にタイムは下がってきましたが、それでも同じNクラスの2位以降の選手に背後を脅かされることなく、開幕から6連勝を飾りました。また、レース中のベストラップでも周りを引き離し、ファステストラップも獲得しました。
第7戦決勝は、30日(日)の15時にスタートしました。前日とは違い、曇り空と少し強い向かい風の中でレースが行われました。このレースでも、好スタートをきってトップを守った高星は、序盤は2番手のマシンと0.5秒ほどの差を維持していましたが、5周目からペースアップを図り、一気に差を広げていきました。前日のレースでは、タイヤが摩耗してくる終盤のラップタイムを後続のマシンに逆転されており、さらに長い周回数を戦わなければならない第7戦ではこのレース終盤でどれだけタイムを維持できるかが課題となっていましたが、高星は2位のマシンとの差を意識しながらも安定したペースを維持。シーズン7勝目を記録しました。
高星はここまでの7戦すべてでポールtoウィンとファステストラップを記録しています。
高星明誠(第6戦優勝/第7戦優勝)
「金曜日にクラッシュをしてしまいましたが、チームの皆さんが予選までに完璧なクルマに直してくれていたので、何の心配もなく予選と決勝に臨むことができました。第6戦では、レース後半のペースが2位の選手よりも遅かったので、第7戦に向けては後半のペースを落とさないようにする作戦を考えました。それは、長谷見監督のアドバイスからチームで決めた作戦で、そのおかげで長い距離のレースでも勝つことができたので、アドバイスをくださった長谷見監督に感謝しています。これまでと違い、僅差でのレースになりましたが、自分の中の引き出しも増やせたのではと思います。次戦は2週間後の富士ですが、ここはチームとしても一番練習を積んでいるコースなので、また勝てるように頑張りたいと思います」
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