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企業平均燃費を24.9%改善 -「ニッサン・グリーンプログラム2016(NGP2016)」の2012年度実績を公表-【日産自動車】
2013年6月24日
日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は24日、同社の中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム2016(NGP2016)」の2012年度の活動実績を公表しました。同社の2012年度の企業平均燃費*1は2005年度比で24.9%改善、また2011年度からは10.2ポイント改善し、年間の燃費改善幅は2005年度以降過去最高となりました。
2012年度は、主に日本市場における「ノート」の販売好調や、米国市場でクラストップレベルの燃費を誇る「アルティマ」、中国市場における「シルフィ」、「ティアナ」などの燃費改善が大きく貢献しました。同社は「NGP2016」において、日産車の企業平均燃費を2016年度には2005年度比で35%改善することを目標に掲げています。とくにCO2排出量削減に貢献する、最新の低燃費技術を搭載したエンジン進化型エコカーラインナップを「PURE DRIVE(ピュアドライブ)」と位置付け、新車への搭載を進めています。2012年度、日本、米国、欧州、中国市場における「PURE DRIVE」の販売比率は約41.5%にまで高まりました。また、燃費向上のためのコア技術のひとつである無段変速機(CVT)搭載車のグローバル販売台数は、228万台となりました。2013年度もお客さまのニーズを考慮しながら最適な低燃費技術を採用し、新型軽自動車「デイズ」の日本市場への投入をはじめ、グローバルに「PURE DRIVE」モデルを拡充していきます。
また、同社は企業活動*2からのCO2排出量を2005年度比で8.3%削減(t‐CO2/台)したことを発表しました。2011年度からは0.3ポイントの減少となり、グローバル生産工場の能力増強などによるCO2排出量増加を、輸送効率改善やモーダルシフトの推進といった物流における改善により削減しました。「NGP2016」において、企業活動からのCO2排出量を2016年度には2005年度比で20%削減する目標を掲げています。日産は今後も効率の高い生産設備の導入や、徹底した省エネ活動を継続し、CO2排出量を着実に削減していきます。
「NGP2016」の2012年度の主な取り組みと実績は以下のとおりです。なお、「NGP2016」の2012年度の実績と取り組みに関する詳細は、同日公開した「サステナビリティレポート2013」で公開しています。
「NGP2016」は、2011年度より開始した6ヵ年の中期環境行動計画で、エネルギーや資源の利用効率を高め循環を促進させることで、日産の企業活動による環境への負荷低減や、資源利用と生態系サービスとの共存を図ることに主眼を置いています。具体的には、「ゼロ・エミッション車の普及」「低燃費車の拡大」「カーボンフットプリント最小化」「新たに採掘する天然資源の最小化」の4つを重点活動領域とし、企業全体で推進しています。
*1 : 年間に日本、米国、欧州、中国の4市場で販売した各モデルの燃費と販売台数を加重平均し算出。
*2 : 生産、物流、オフィス、および販売会社(日本)
<関連URL>
環境への取り組み ウェブサイト http://www.nissan-global.com/JP/ENVIRONMENT/
サステナビリティレポート http://www.nissan-global.com/JP/CSR/SR/2013/
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