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新興国市場向けの新型トラックを発売【UDトラックス】

2013年6月24日

UDトラックスは、2013年中に新興国向けに開発した新型トラックを発売する。新興国市場の多様なニーズに対応するため、鉱山開発向けや長距離輸送、建設作業用など幅広い車種を設定した。

発売予定の新型トラックは、新興国でのビジネス拡大のため、同市場向けに開発された。UDトラックスのプロダクトマネジメント・バイスプレジデント松尾泰造は、「新型トラックで、こうした市場に幅広い車種の投入が実現できる。同トラックは投入市場で、対象分野・顧客層に合わせた設計、装備、価格設定がされている」と説明する。

新型トラックでは非常に幅広い車種が設定されている。オフロードとオンロードそれぞれに対応したモデルがあり、鉱山開発、建設現場、長距離輸送など幅広い分野に対応できる。

UDトラックスは1935年に設立され、2007年にボルボ・グループの傘下に入った。市場投入する新型モデルでは、1)日本のモノづくりとお客様へのサービス、2)ボルボ・グループのグローバルな知見とスケールメリット、3)現地生産・調達によるコスト効率や個別のニーズへの対応といった3つの要素を最大限に活用し、新しい価値を提供する。

「新型トラックと販売網の拡充により、UDトラックスは競争が激化する新興国市場においても、より高い競争力を得られると期待している」(松尾)

「新型トラックは、共通プラットフォームをベースに、新興国の多様なニーズに対応する幅広い車種を競争力のある価格で提供される。こうした試みは日本のトラックブランドとして初めてとなるだろう」(松尾)

同トラックは今年、アジア市場での発売を予定している。現在、タイ、インド、中国において同トラックの完成車の生産体制整備を進めている。投入市場における同トラックの位置づけについては、発表時に詳細説明する。

なお、現行モデルである大型「クオン」と中型「コンドル」は引き続き、当社の上尾工場で生産される。上尾工場では現在、日本市場向けの工場として最適化が進められており、海外の成熟市場向けのトラックの生産も引き続き行う。




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