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GTアカデミーチームの母国戦でクラス優勝! ~ブランパン耐久シリーズ 第2戦レポート ~【日産自動車】

2013年6月3日

6月2日 英国、シルバーストン
ブランパン耐久シリーズの第2戦が6月2日、英国のシルバーストンで開催され、ニッサンGTアカデミーチームRJNがPro-Amクラスでの優勝を飾りました。#35 YouTubeニッサンGT-R NISMO GT3によるこの勝利は、ニッサンにとってブランパンシリーズでの初クラス優勝となりました。GTアカデミーにとっての母国での達成でもあり、より感慨深い勝利となりました。



しかし、歓喜の陰には厳しさもあり、#32 NISSAN GT-R NISMO GT3は、レース終盤、テクニカルトラブルによりリタイアとなりました。

日曜日午前に行われた予選では、#34のアレックス・バンコムが素晴らしい走りを見せ、スターティンググリッドの2番手を獲得しました。この日、決勝レースのスタートを担ったのは、ルーカス・オルドネス。オルドネスは、ル・マンでは2度の優勝経験を持つポールシッターのダレン・ターナーと一騎打ちのバトルに挑み、開幕ラップで首位に躍り出ました。

「ローリングスタートの直前、僕はダレンのサイドミラーを注視していました。そうすれば、レーススタートのサインが出る前に彼よりも前に行かずに済みますから」とオルドネスは説明します。「いいスタートを切ることができ、第1コーナーをアウト側から抜くことができました。その後、引き離さなくてはなりませんでしたが、同時にタイヤのことも気に懸けなくてはなりませんでした」

一方、#32 GT-Rは波乱含みのスタートとなりました。33番手からスタートしたウォルフガング・ライプは、ポジションアップを目指しましたが、前方で起きたアクシデントの混乱に巻き込まれ、ボディワークの修復のために早い段階でピットに入らなくてはならなくなりました。その後、順位をかなり下げてコースに復帰しましたが、すぐに好タイムをマークするようになりました。

オルドネスは、アストンマーチンを13周押さえ切りましたが、周回遅れにつかまりターナーに首位を奪われてしまいました。その後、猛チャージをかけていたオルドネスは、1時間経過したところでピットに入り、2012 年のGTアカデミー・ドイツの勝者、ペーター・ピッツェーラに交代しました。ピッツェーラはすぐにペースをつかみましたが、黄旗中の追い越しによりドライブスルーペナルティが科せられてしまいます。このため、#35は10位に後退しますが、Pro-AMクラスの首位は堅守しました。

#32のセカンドスティントを担ったのは、スティーブ・ドハティです。ライプ同様、ドハティもプロフェッショナルな走りを披露して、#32 GT-Rの順位を上げていきます。順調に走行をこなした後、マーク・シュルツイスキーにステアリングを託しました。

「最初のラップは全て問題ありませんでした」とシュルツイスキー。「それから2周目に入ると、突然パワーが落ちたのです。ピットに戻りたかったのですが、煙が上がったのが見えたので、消火担当のオフィシャルにマシンから出されました。こんな形で終えることになって残念です」

トラブルの原因については、マシンがRJNワークショップに戻ってから究明することになります。

残るGT-R、最後のスティントに登場したバンコムは危なげのない走りで、総合10位でフィニッシュ。Pro-Amクラスでの優勝を飾りました。

「今日はとても素晴らしいドライビングをすることができました」とチームメイトのオルドネスは語りました。「マシンはとてもバランスがよく、バックマーカーがつけたと思われるレーシングラインでも、ライバルとも思う存分バトルすることができました。今、とてもモチベーションが高まっています。次に挑むル・マンに向けて、とても良い状態です!」

オルドネスはさらに、この日のファステストラップもマーク。60台近いエントリーのうち、20台は完全プロフェッショナルのチームであることを考えれば、素晴らしい成果です。


<ブランパン耐久シリーズ 第2戦 Pro-Amクラス>

<ブランパン耐久シリーズ 第2戦 Proクラス>

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