ニュース

ハイシリカゼオライト製造設備の生産能力を増強【東ソー】

2013年5月31日

~自動車排ガス処理触媒の需要拡大に対応~

東ソーはこの度、南陽事業所(山口県周南市)において合成ゼオライトの一種であるハイシリカゼオライト(HSZ®)製造設備の生産能力増強を決定しました。
HSZ®は優れた耐熱性や耐酸性を有する合成ゼオライトで、従来の石油精製・石油化学分野の触媒用途に加え、昨今、環境負荷軽減を目的とした自動車排ガス処理触媒や揮発性有機化合物(VOC)の吸着除去剤などの環境浄化分野での用途が拡大しています。特に自動車排ガス処理触媒では、日本、米国、欧州ともに自動車排ガス中の窒素酸化物(NOx)や炭化水素(HC)などの排出規制が強化されてきており、自動車排ガス処理触媒に適したHSZ®の需要は、今後も益々拡大する見込みです。当社は自動車排ガス処理触媒用HSZ®の開発に積極的に取り組んでおり、この度、同用途において優れた性能を発揮するHSZ®を開発したことから今回の生産能力増強を決定しました。
HSZ®は当社の高機能材料事業の主力製品の一つで、1986年に南陽事業所で生産を開始し、四日市事業所における製造設備の新設(2009年3月完工)および生産能力増強(2013年3月完工)を順次実施してきました。当社は本計画により、旺盛な需要の拡大に対応するとともに、世界トップシェアを目指していきます。
本計画内容は下記の通りです。

1. 本計画内容

(1)立地 : 当社 南陽事業所
(2)対象設備 : ハイシリカゼオライト製造設備
(3)生産能力 : 約50%増(完工後)
(4)投資額 : 約60億円
(5)着工 : 2013年5月
(6)完工予定 : 2014年9月




東ソー株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#東ソー
#触媒