ニュース

日本初 レーン・ディパーチャー・ウォーニング機能を搭載したドライブレコーダーを発売【矢崎総業】

2013年5月22日

矢崎エナジーシステム㈱(社長:矢崎航、資本金:3億1,000万円、本社:東京都港区)は、画像認識によるレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告、ふらつき走行警告) 機能(特許出願中)を日本で初めて搭載した『YAZAC-eye3(LDW)』を2013年6月初旬より全国一斉に発売します。

2010年11月に発売を開始した『YAZAC-eye3』は、これまでにも長時間記録用 SSD(Solid State Drive:フラッシュメモリドライブ)の搭載、デジタルタコグラフ機能の搭載、機能を絞り込んだ廉価版の追加等、機能強化を盛り込んだ積極的なマイナーチェンジを行ってきました。
『YAZAC-eye3(LDW)』は、単に画像を記録するだけの従来型ドライブレコーダーからコンセプトを進化させ、事故削減を実現する『予防安全』、『データ活用』をスローガンに掲げ、カメラの画像認識技術を活用したレーン・ディパーチャー・ウォーニング機能をドライブレコーダーとしては、日本で初めて搭載します。これにより既に搭載している『速度変化』による危険兆候検知を加えて『速度』と『画像』のW(ダブル)で危険兆候を自動検知し、警報する機能の開発に成功しました。当社は、事故の未然防止に役立つ本機能の追加にとどまらず、今後も『予防安全』の効果を追求し、運輸業界の事故削減に貢献してまいります。

今回追加するレーン・ディパーチャー・ウォーニング機能の最大の特長は、ドライブレコーダーのメインカメラによる画像認識です。従って、新規購入のお客様も、既に導入済のお客様も機器の追加は一切不要です。当社指定の販売店が『YAZAC-eye3(LDW)』に本体プログラムを更新、設定するだけでレーン・ディパーチャー・ウォーニング機能を利用できます。

レーン・ディパーチャー・ウォーニングの基本機能は、『車線逸脱警告』と『ふらつき走行警告』の二つです。『車線逸脱警告』は、ウィンカーを作動せずに車線を超えた場合、ドライバーに音声で警告します。『ふらつき走行警告』は、車線逸脱警報と同様、ウィンカーを作動せずに車線を超えたり戻ったりを3回繰り返した場合、ふらつき走行と検知してドライバーに音声警告します。
音声警告の他に、車線逸脱およびふらつき走行(以下、危険運転)の検知をイベントとして前後最大60秒の画像記録が可能です。ドライバーを撮影するオプションカメラを併用し、危険運転発生時の運転状況の画像記録を検証すれば、具体的な再発防止策を実施できます。

さらに危険運転発生時に、外部機器に信号を出力する機能もあります。この信号をバイブレーター等に接続すれば、音声に加えて振動でも警告し事故の予防効果を高められます。
また危険運転発生地点をハザードマップに登録すれば、道路環境、連続運転時間、時刻等、危険運転の発生要因が解析でき、より多彩な安全運行指導が実現します。

『レーン・ディパーチャー・ウォーニング機能』の主な特長

1. 追加機器が不要
・ ドライブレコーダーのメインカメラが『画像記録』と『画像認識』の1台2役を担うため、画像認識用の機器の追加は一切不要です。

2. 車線逸脱をリアルタイムで警告
・ ウィンカーを作動せずに車線を越えた場合、ドライバーにリアルタイムに音声警告します。

3. ふらつき走行をリアルタイムで警告
・ ウィンカーを作動せずに車線逸脱を3回繰り返した場合、ふらつき運転と検知してドライバーにリアルタイムに音声警告します。

4. イベント画像記録が可能
・ 『車線逸脱』および、『ふらつき運転』が発生した場合、イベント画像として最大60秒の画像を記録できます。
・ イベント画像を記録することで解析ソフトへの保存、検索が短時間で行えます。

5. 外部信号出力機能
・ 『車線逸脱』および、『ふらつき運転』が発生した場合、外部に信号を出力できます。
・ 信号を振動に変換するバイブレーター等のオプション機器を接続すれば、音声に加えて振動でもドライバーに警告します。

6. ハザードマップ連携
・ 『車線逸脱』および、『ふらつき運転』が発生した場所を地図上に可視化できます。
・ 発生頻度および発生場所の傾向分析だけでなく、発生地点を登録すれば危険地帯接近時に音声で警告します。

7. 管理者への警告機能
・ 『車線逸脱』および、『ふらつき運転』が記録された運行カードを事務所のR/W(リーダライタ)に挿入すると、危険運転が記録されている旨の注意文が読取画面に表示され、危険運転を素早く把握できます。

『YAZAC-eye3(LDW)』の概要

1. 販売価格(消費税込み)
○LDW機能   10,500円(本体、取付費別)
本体価格は以下の通り
○YAZAC-eye3 本体   105,000円(取付費別)
○YAZAC-eye3T 本体   157,500円(取付費別)
○YAZAC-eye3Lite 本体   73,500円(取付費別)

2. 発売日 : 2013年6月初旬

3. 初年度販売計画 : 10,000台/年

画像認識機能のイメージ

注意)上記画像の車線のブルーライン部分は、画像認識を分かり易く表現するために加工したイメージであり、実際の商品でこのような画像は出力されません。

レーン・ディパーチャー・ウォーニング機能搭載の『YAZAC-eye3(LDW)』

※写真はYAZAC-eye3T

製品に関するお問い合わせ先

矢崎エナジーシステム㈱
計装事業部 企画部
Tel. 0547-37-2601
Fax. 0547-37-2355




矢崎総業株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#矢崎総業
#ドライブレコーダ
#予防安全
#世界初/日本初/世界最高レベル