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NPO法人「ミレニアム・プロミス」に車両を寄贈【トヨタ自動車】

2013年5月27日

― アフリカでの貧困撲滅活動に貢献 ―

トヨタ自動車㈱(以下、トヨタ)は、米国のNPO法人「ミレニアム・プロミス」(以下、MP)に対し、アフリカの貧困地域で展開中のミレニアム・ビレッジ*1で使用するための車両を寄贈すると発表した。

MPは、米国コロンビア大学地球研究所長であるジェフリー・サックス教授等が中心となり、2005年にニューヨークで設立されたNPO法人。国連では、貧困が紛争の原因となる可能性などを指摘し、2015年までに、所得が1日1ドル以下の貧困比率を半減させることなどを目標とした「国連ミレニアム宣言」を2000年に採択している。MPは、「ミレニアム宣言」の達成を目的として、アフリカ10か国、約80村にミレニアム・ビレッジを設立して、農業・教育・インフラ整備など、包括的な支援を実施している。

今回の寄贈は、トヨタが来月初めに開催される「第5回アフリカ開発会議」の前に、MPの日本でのグローバルアライアンスである「ミレニアム・プロミス・ジャパン」(会長:北岡伸一 国際大学学長)との話し合いから決定したもので、タンザニアとマリのミレニアム・ビレッジに、それぞれランドクルーザーを1台ずつ寄贈する予定。
これらの車両は、妊婦や患者の病院への救急搬送、農作物の種・肥料・収穫物の運搬に使用される他、スタッフの移動手段として活用される。

社会貢献担当の小西常務役員は、「アフリカ諸国のこれからの『持続的成長』に向け、トヨタとしても経済貢献、社会貢献を通じて協力していきたい。貧困の撲滅は、世界共通のテーマである」と語った。

トヨタは従来より、アフリカ各国の経済発展に貢献してきた。1962年から、南アフリカを皮切りに、ケニア、エジプトで現地生産を行なっており、南アフリカでは現在約7000名を雇用している。社会貢献活動としても、アフリカの子供たちに対する給食支援など様々な活動をこれまでも展開している。

*1     ミレニアム・ビレッジ(Millennium Village):MPが、国連開発計画(UNDP)、コロンビア大学地球研究所と共同で設立。現在、アフリカ10か国、約80村で、農業、教育、健康・衛生、インフラ(電力・輸送・通信)、ジェンダー、ビジネス開発の面から、包括的な支援を実施している。




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