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井原慶子選手とのパートナーシップ契約を締結【日産自動車】

2013年5月23日

日産自動車株式会社(本社:横浜市西区高島、社長:カルロス・ゴーン)は、カーレースの世界最高峰シリーズであるWEC世界耐久選手権に日本人の女性選手としてただ一人参戦*1しているレーシングドライバーの井原慶子(いはら けいこ)選手と包括的なパートナーシップ契約を締結しました。

同選手は、F1のレースクイーン として初めて訪れたサーキットで観戦したモータースポーツに魅了され、自らも参戦したいという強い思いを胸に20代半ばで普通自動車運転免許を取得、25歳でレースデビューを果たしました。その後は、海外を拠点に F3世界選手権などの国際レースで世界50か国を転戦し、FIA公認国際レースで女性初のポールトゥウインを達成するなど、数々の国際舞台で日本人女性ドライバーとして入賞を果たしてきました*2

2012年には、カーレースの世界最高峰シリーズWEC世界耐久選手権にただ一人の日本人女性ドライバーとして通年の参戦を果たし、初の世界選手権ポイントを獲得しました。また、教育問題や交通環境の改善にも取り組み、日米リーダーシッププログラムのフェローとして国際会議や社会貢献活動にも参加し、2012年9月には、「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」として日本国政府・内閣府国家戦略大臣より表彰されました。更に同選手は、電気自動車(EV)への造詣も深く、その普及促進に向けた講演活動等も行っています。

日産は、国際舞台で戦う女性アスリートのパイオニアである井原選手の類を見ないユニークなキャリアに加え、夢を実現するための強い意志と飽くなきチャレンジ精神に共感し、このたび同選手と包括的なパートナーシップ契約を締結しました。同社は、ガルフ・レーシングに所属し、2013年度のWEC世界耐久選手権のLMP2クラスへローラ製シャシーに日産製のエンジンを搭載した車両で参戦する井原選手のスポンサーとなります。また、同選手はゼロエミッションモビリティのアンバサダーとして、日産とともに電気自動車「日産リーフ」の魅力を伝え、急速充電インフラなど電気自動車が走るための環境整備や持続可能なモビリティ社会の実現を目指した様々な活動に参加していく予定です。

さらに、ユニークなキャリアを持ち、世界中の様々なフィールドで活躍する井原選手は、真のグローバル企業の実現にむけて積極的に取り組んでいる日産のダイバーシティ活動もサポートしていきます。

*1: 日本人ドライバーとしても、女性ドライバーとしても唯一の参戦となる。
*2: 井原選手の主な戦績は以下の通り。
        1999年 フェラーリチャレンジ(優勝3回、ポールポジション3回)
                      フェラーリ世界戦inイタリア(120台中12位、国別対抗戦2位)MVP of The Year受賞
        2000年 イギリスフォーミュラールノー参戦
        2001年 フランスF3参戦(SIGNATURE-RENAULT)入賞4回
        2002年 AF2000参戦 参戦レース全戦表彰台獲得/AF2000世界戦マカオGP(3位)
        2003年 フォーミュラーBMWアジアシリーズ参戦(Team Yellow Hat)シリーズ3位
        2005年 イギリスF3国際シリーズ参戦(Carlin Mortorsports)(入賞7回)、F3世界選手権参戦
        2007年 イギリスF3国際シリーズ参戦(Carlin Mortorsports)(入賞4回)
        2008年 アストンマーチン・アジアカップin中国(チャリティゲスト参戦)
        2009年 フォーミュラー・ルマンEURO選手権参戦(入賞)
        2012年 ドバイ24時間レース完走、FIA 世界耐久選手権にガルフレーシング・ミドルイーストより参戦
                     LMP2クラス 総合7位(入賞4回)




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