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ワシントン首都圏交通局向け地下鉄電車を追加受注【川崎重工業】

2013年5月16日


川崎重工は、ワシントン首都圏交通局(WMATA: Washington Metropolitan Area Transit Authority)より地下鉄電車(7000系)100両を追加受注しました。追加分の契約金額は約184百万ドル(約180億円)、納期は2018年8月の予定です。

今回の受注は、2010年に受注したベース契約64両に付随するオプション契約100両が行使されたものです。これまでにオプション契約は364両が行使されており、当社の7000系の受注両数は合計で528両になり、契約総額も10.7億ドル(約1,050億円)になります。
今回のオプション分100両は既存車両の置き換えを目的として調達されるもので、オプション車両納入後はWMATA保有車両の半数以上が当社製になります。

7000系地下鉄電車は、ダレス国際空港への延伸計画、老朽化した既存車両の更新計画ならびに、混雑緩和など旅客サービス向上計画に伴って導入され、WMATAとして初めてステンレス鋼製の構体を採用するとともに、従来各車両に設置していた運転室を2両あたり1箇所に減らすことで座席数を増加しています。また、デジタルコンテンツ表示装置やCCTVカメラ、情報伝送システムなど、従来車にはない最新システムを採用しています。

米国では、オバマ大統領のもと景気対策の一環として交通インフラを含む社会資本への投資が積極的に検討されており、北東回廊の都市交通やアムトラックをはじめとする都市間交通の既存車両置き換えや輸送力増強に関するプロジェクトが増加することが予想されています。
今後とも当社は、高い技術力と信頼性をもとに、環境負荷の少ない交通手段である鉄道車両を国内外に提供していきます。

7000系車両の概要

①車種 : 地下鉄電車(最小2両1編成、最大8両4編成)
②寸法 : 23.0m(長さ) × 3.1m(幅) × 3.3m(高さ)
③車体材質 : ステンレス鋼




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