ニュース

欧州のベストセラーモデルが国内に登場 新型「TMAX530」 上質感漂う特別仕様「BLACK MAX」もデビュー【ヤマハ発動機】

2013年5月15日

ヤマハ発動機㈱は、スポーティな走行性能とオートマチックの利便性を高い次元でバランスさせ、独自のカテゴリーを築いた「TMAX」をフルモデルチェンジし、2013年6月25日より順次発売します。

「TMAX530」は、“Try the Maximum”を開発キーワードに、1)低中速域から力強いトルクを発生する新530ccエンジン、2)優れた加速特性を引き出す新設計CVT、3)軽量化と剛性バランスを向上させる新設計アルミ製リアアーム、4)リニアな加速感を実現する新設計ベルトドライブ、5)上質かつアグレッシブに進化したスタイリング、などが新たな特徴です。
なおABS標準装備モデル「TMAX530 ABS」及び上級仕様モデル「TMAX530 ABS BLACK MAX」も新たに設定します。


「XP500 TMAX」製品情報はこちら

「XP500 TMAX」主要仕様諸元

2001年に初代モデルを発売した「TMAX」は、モーターサイクルならではのスポーティな走りとコミューターとしての利便性、収納性などから、オートマチックスポーツモデルとして人気を博しています。通勤などの日常で扱い易く、週末はファンライドでスポーティな走りを楽しめる「TMAX」ならではの高次元のバランスが、日本や欧州などで高い支持を集めている理由です。
今回発売の「TMAX530」は、2001年の発売の初代型から数えて4代目となり、エンジンと駆動系の熟成により走りの性能の更なる進化を果たし、“走りのパフォーマンス”の新次元を提唱するモデルとしました。

主な特徴

1) 新530ccエンジン、及びロス馬力低減設計
低中速域から太いトルクを発生する新530 ccエンジンを採用しました。ボア・ストロークは68×73mmで、2012年モデル「TMAX」比で2mmボアを拡大、吸気バルブは25mmから26mm径へ拡大し、新作アルミ製鍛造ピストンを織り込みました。これらにより優れた燃焼効率を生み出すペントルーフ型の新燃焼室が可能となり、FIセッティングとの相乗効果で、胸のすく加速性能に磨きを掛けました。
またバランサー関連パーツにアルミ製スリーブを追加するなどで軽量化、バランサーのピストンにも圧縮ロスを低減する仕様を織り込むなどで、ロス馬力を低減、スムーズなエンジンフィーリングを達成しました。

2) 新設計CVTを採用
530 cc の新エンジンに呼応して新設計のCVTを採用しました。プーリーの材質と表面処理、ベルト及びベルト室冷却システム、変速レシオなど全てを一新。特にトルクの立ち上がりと、変速特性とのマッチングをポイントに開発しておりドライバビリティの向上に貢献しています。
湿式クラッチの容量もアップし、高トルクの新エンジンに適合させました。なおクランク慣性マスは、2012年モデル「TMAX」とほぼ同様として、まろやかな走行性を継承しています。

3) 新設計アルミリアアーム、ベルトドライブの採用
左右別体式アルミダイキャスト製リアアームを新たに採用しました。2段掛けチェーン内蔵アームの2012年モデル「TMAX」比では、リアアームまわりで約3.5kgを軽量化。前輪分布荷重アップをもたらし、この結果、狙ったラインをトレースしやすく、軽さと落ち着きをバランスさせたハンドリングを引き出しています。
2次駆動には軽量なアラミド系繊維のベルトドライブを新採用し、ダイレクト感ある走行性を可能としています。ベルトドライブは、たわみ量が殆どないため、スロットル操作に対しリニアに駆動力を引き出せ、マンマシン一体感あふれる走行性に貢献します。

4) フレームの剛性バランス最適化
フレームは、2012年モデル「TMAX」同様、CFアルミダイキャスト技術で製造するアルミ材と、アルミ押し出し材を組み合わせた構成を継承しています。そのうえでエンジン及びラジエター懸架部のスチール材について肉厚及び締め付け剛性をチューニングし剛性バランスを最適化しました。
なお、ディメンション、アライメント等は2012年モデル「TMAX」と同スペックとし、持ち味のスポーティな走行性をそのまま引き継いでいます。

5) 新設計フロントカウル&スクリーン
ウインドプロテクション効果に優れる新フロントカウルを採用しました。スクリーンも新作しており、高速での優れた快適性をミニマム形状で具現化しています。外殻形状・スラント角を最適設計しており、フェアリングとの間のダクト部にも整流板を設定、風の巻き込みの少ない優れたエアロダイナミクス効果を引き出しました。スクリーンはミニマム化しながらもCdA値は2012年モデル「TMAX」を上回るレベルとし、風きり音が少なく快適な居住空間を作り出しています。なお、スクリーンの取り付けボルト位置はHi/Lowを選べます。

6) 独創のTMAXビジュアルを継承した新デザイン
TMAXの初代からの特徴である《スポーツ性とステータス性》のバランスを継承・強調しながら、新デザインを採用しました。デザイン上の特徴は、(1)“くびれ”を織り込んだフロントによる凝縮感の強調及び、低位置配置のスクリーン&バックミラーによるコンパクト感の強調、(2)“ブーメランイメージ”を強調するベルトドライブケース、(3)アグレッシブさを語る新2眼ヘッドライト及びフロントタイヤを掴む鷹の爪を彷彿させるフラッシャーレンズ、(4)コミューターの上質感を演出する立体導光体目盛り採用の新多角形メーター、(5)進化した走りを支える新作軽量5本スポークホイールとパワーユニットの存在感を強調するクランクケースカバー(サイズ拡大)などです。

7) 上質感あふれる「BLACK MAX」の設定
上質な雰囲気を醸し出す特別仕様として「BLACK MAX」を設定しました。ABSを標準装備したほか、専用カラーリング、専用メーター、ブラックウッドパターン水圧転写のメーターまわり、ゴールド塗装グリップエンド、TMAXロゴ入りシート、バックレストエンブレム、ゴールド塗装ホイール、サテンゴールドエンブレムなどを採用、豪華な仕様となっています。

8) その他の新たな特徴
・ 軽量な樹脂製マニホールド
・ 大径282mmリアディスクブレーキ/リアブレーキとは別系統の機械式リアブレーキロック
・ 国内市販二輪車初、上下サブリフレクター付プロジェクターヘッドライト/LEDテールライト
・ 視認性に優れ共鳴が少なく、質感、スポーティ感を漂わすエアロタイプのミラー&ステー
・ フロントトランク(右側トランクはキー付で1.6L、左側は0.3L容量)
・ バッテリー整備性向上/アルミ鍛造サイドスタンド

「XP500 TMAX」「XP500A TMAX」主要仕様諸元
【 】内は「XP500A TMAX」 (BLACK MAX含む)

「XP500 TMAX」フィーチャーマップ

メーカー希望小売価格




ヤマハ発動機株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#ヤマハ発動機