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100%電気商用車「e-NV200」の実証運行をさいたま市と開始【日産自動車】
2013年5月13日
日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は, 2014年中に発売を予定している100%電気商用車「e-NV200」の実証運行を、さいたま市と開始すると発表しました。
さいたま市は現在、EV普及施策「E-KIZUNA Project(*)」(イー・キズナ・プロジェクト)を多様なステークホルダーとの連携によって推進しています。日産自動車も2009年にさいたま市と協定締結を行っており、「充電セーフティネットの構築」、「需要創出とインセンティブの付与」、「地域密着型の啓発活動」の項目において、検討・協業する関係にあります。今回の実証実験は、その取組みの一つとして実施されるものであり、さいたま市は本庁と各区役所の間で文書を交換するための連絡便業務(業務委託先:㈱関東物流サービス)の車両としてこのテストカーを活用し、車両の環境性能や、実用性、経済性等を確認します。さいたま市は、EVの普及による低炭素社会の実現を究極の目的に置いています。
日産は100%電気商用車「e-NV200」の実証実験を、2011年より既に複数の大手企業と実施してきています。日本においては、イオンリテール㈱及びコカ・コーラ セントラル ジャパン㈱等と、また欧州では、ブリティッシュガスと、更に最近ではシンガポールにてフェデラルエクスプレスとともに、同社との包括的グローバル実証運行プログラムの一環として、テストを実施しました。実証運行で得た成果やフィードバックは、同モデルの最終開発に反映される予定です。
「日産リーフ」に続きグローバルに販売する2車種目のEV(電気自動車)として、100%電気商用車「e-NV200」は、ゼロ・エミッション領域における日産のリーダーシップをより確固たるものにすると同時に、商用車に大きな革新をもたらすモデルです。ベース車である多目的商用バン「NV200」が誇る室内の広さや多用途性と、「日産リーフ」のパワートレインが生み出すEVならではの先進性を併せ持つ商品となります。また、走行時の二酸化炭素排出量ゼロを実現しつつ、EV特有の卓越した加速性と静粛性を提供します。さらに、先進的なテレマティクスシステムや荷室における電源供給機能などが、さまざまなシーンにおけるビジネスの可能性を広げます。その上で、多くのビジネスユーザーが最も重視する点のひとつであるランニングコストについては、同クラスの商用車をリードする、優れたレベルを達成します。
日産は、ゼロ・エミッション領域のリーダーとして、EVの開発を行うだけではなく、EVを普及させ持続可能なモビリティ社会を構築するための包括的な取り組みを行っており、それは、リチウムイオンバッテリーの生産・リサイクル・二次利用から、充電インフラの整備、内製急速充電器の開発にいたるまで、多岐にわたります。さらに、ルノー・日産アライアンスとして、世界各国の政府や自治体、企業などと、既に100件を超えるゼロ・エミッションモビリティに関するパートナーシップを締結しています。
*「E-KIZUNA Project」:地球温暖化防止と持続可能な低炭素社会の実現を目指して、さいたま市が多様なステークホルダーとの連携によって2009年より推進している電気自動車普及施策
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