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ワイヤ・ハーネス・サプライヤの競争力維持と向上を支援するCapital Harness TVMを発表【メンター・グラフィックス・ジャパン】
2013年5月9日
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社:米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、自動車、航空宇宙、軍事産業向けの強力な電装システム/ワイヤ・ハーネス設計環境であるCapital®ソフトウェアスイートの一部として追加される最新ツール、Capital Harness™ TVMを発表しました。今回発表した新しいツールにより、ハーネス製造プロセスと製造コストに関する詳細なデータをハーネス設計単位、工場単位、または各社のコスト体系単位で自動生成できます。これにより、Capitalの「Define-Design-Build-Service(定義-設計-製造-サービス)」フローに、ハーネス製造プロセスのモデル化とコスト算出を迅速かつ正確に行う機能が付加されました。
Capital Harness TVMは、見積もり依頼に迅速に対応するというワイヤ・ハーネス・サプライヤの至上命題に応えます。ワイヤ・ハーネス製造の利益率を考慮するならば、新規ビジネスを獲得する場合であっても、設計変更に対応する場合であっても、短期間で見積もりを算出することが非常に重要です。Capital Harness TVMは、細部にわたる製造コストのデータを速やかに提供し、プロセス選定や納入先の決定を支援することを通じて、トータルな価値管理を実現します。
LEONI AG、Director of Engineering North America、Jeremy Tibbett氏は、次のように述べています。「ハーネスメーカーが競争力を維持するために重要なことは、正確、迅速、再現可能なコスト計算ができるか否かです。Capital Harness TVMは、ハーネスメーカーがビジネスを有利に展開する上で役立つだけでなく、バリューエンジニアリング(VE)やプロセス最適化に取り組むためのプラットフォームとしても機能します。標準的でありながら柔軟性が非常に高く、重要な分野の企業IPを守ることができる製品をメンター・グラフィックスが開発したことに、大きな感銘を受けました。」
Capital Harness TVMはCapitalのネイティブ・アプリケーションです。他のCapitalツールで生成した設計データを直接扱うことができるだけでなく、主流になりつつあるKBL規格など複数の標準フォーマットのデータを読み出すことも可能です。Capital Harness TVMは、Capitalの拡張フローとして取り入れることも、スタンドアロンで実装することもでき、メンター・グラフィックスの中型市場向け製品であるVeSysをはじめ、他の業界ツールからデータを受け取ることも可能です。
「多国籍の大企業だけでなく、規模の小さいハーネスサプライヤにとっても魅力的な柔軟性の高い製品を作ることが重要でした。Capital Harness TVMは、既に取引のある顧客企業だけでなく、新規の顧客企業に対してもビジネス上の大きな価値をもたらすものと期待しています。」メンター・グラフィックス、Integrated Electrical Systems Division、Business Development Director、Nick Smithは、上記のように述べています。
メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックス・コーポレーションは、世界中で成功を収めている電子機器メーカー、半導体企業、電子システム構築ベンダのニーズに応える製品をはじめとし、コンサルティング・サービス、受賞歴を誇るサポート・サービスを提供する、電子ハードウェアおよびソフトウェア設計開発ソリューションのグローバル・リーダーです。1981年に設立されたメンター・グラフィックスは、過去12ヶ月間の売上高としておよそ10.9億米ドルを計上しており、本社はアメリカ合衆国オレゴン州ウィルソンヴィルに所在しています。メンター・グラフィックスについての詳しい情報は、www.mentorg.co.jpをご覧ください。
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電装システムおよびワイヤ・ハーネス設計について
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