ニュース
マレーシアタイヤ新工場を竣工【東洋ゴム工業】
2013年5月8日
日本の技術を現地で再現、高付加価値タイヤをグローバル供給へ
東洋ゴム工業㈱(社長:信木明)は、本日5月8日(水)、かねてより建設を進めてきたマレーシアのタイヤ新工場(社名:Toyo Tyre Malaysia Sdn Bhd、以下TTM※)を竣工し、記念式典を現地にて挙行しましたのでお知らせいたします。
同式典には、マレーシア政府よりマレーシア国際貿易産業省セクレタリー ジェネラル ダト ドクター レベッカ ファティマ サタ マリア様、在マレーシア日本国大使館 中村滋 特命全権大使様をはじめ、マレーシア政府、ペラ州政府等の行政代表者ほか、地元・タイピンの地域代表者や工場建設関係者等をお招きし、総勢約350名出席のもと、盛大に開催しました。
冒頭、当社代表取締役会長・中倉健二は「TTMでは、当社独自のタイヤ工法(A.T.O.M.)の要素技術を採り入れた。世界に通用する高性能な低燃費タイヤをこの工場から供給するなど、テクノロジーを駆使してジャパン・クオリティを実現する。マレーシア発の高性能で高品質なタイヤを国内外のお客様にお届けし、TOYO TIRESを選ぶことが正しい選択である、という安心を実現していきたい」と挨拶しました。
当社は、中期経営計画「中計’11」において、北米、日本、アジアの3極を基点としたグローバル供給体制の構築を進めています。中でもモータリゼーションの伸長とともに、さらなる需要拡大が見込まれるアジア地域は事業基盤を押し上げる重要な戦略市場と位置づけています。
TTMでは、本年末には年産250万本の供給体制が整うとともに、2015年には年産500万本へ供給能力の増強を図ります。TTMは、東南アジア市場への供給拠点となる一方、今後のグローバル・タイヤ・ビジネスにとって重要な輸出チャネルとしてのハブ機能も果たしていきます。敷地は事業拡張に備え、同工場の2倍となる用地(合計年産1000万本)を確保しており、今後さらなる増強も視野に入れてまいります。
※Toyo Tyre Malaysia Sdn Bhd(TTM)は、マレーシアにて生産および販売を行う生産販売会社です。
会社概要
会社名 : Toyo Tyre Malaysia Sdn Bhd
代表者 : 笠井完二
工場長 : Mike Toh
所在地 : PT 23101, Jalan Tembaga Kuning, Kawasan Perindustrian Kamunting Raya, P.O Box 1,34600 Kamunting, Taiping, Perak Darul Ridzuan, Malaysia.
設立年月 : 2011年4月
事業内容 : 乗用車用、ライト・トラック用ラジアルタイヤの製造・販売
出資比率 : 当社100%
生産能力 : 年間500万本予定(2015年度)
工場コンセプト
TTMは「省資源」・「高品質」・「高生産性」・「スキルレス」の4項目を工場コンセプトとしています。
(1)省資源
エネルギーミニマム化と環境重視の工場を実現しています。タイヤ生産には最新鋭の技術を導入し、製造プロセスにおける省エネルギー化を実現するのはもちろん、事務棟では太陽光発電の活用やLED照明の採用により、エコロジカルな配慮を施します。
(2)高品質
高性能なタイヤを製造する工場を実現しています。すでに日本国内外の当社タイヤ工場において現在稼動している設備と工法を導入する事で、完成品はもちろんのこと、タイヤ成型前の部材状態のばらつきを低減し、高品質なタイヤ製造を実現します。
(3)高生産性
高効率・高生産性の工場を実現しています。日本、アメリカ、中国工場で採用している独自の新工法(A.T.O.M.)を用いて、高精度に制御された高品質なタイヤづくりとともに生産工程におけるリードタイムの短縮、プロセスの削減を実現します。
(4)スキルレス
オペレータに優しく、かつ、スキルレスを実現した工場を志向します。作業工程・環境を整え、生産工程の自動化とIT技術を採用することにより、特殊技能を必要としない工場を実現します。
本件に関するお問合せ先
東洋ゴム工業㈱ 広報企画部
(本社) TEL : 06-6441-8803 FAX : 06-6446-1925
(東京) TEL : 03-5822-6621 FAX : 03-3865-2240
プレスリリースは報道機関向けの発表文章であり、そこに掲載されている情報は 発表日現在のものです。
ご覧になった時点ではその内容が異なっている場合が ありますので、あらかじめご了承下さい。
東洋ゴム工業株式会社ホームページはこちら