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カルソニックIMPUL GT-Rが5位入賞 — SUPER GT 2013第2戦レースレポート –【日産自動車】
2013年4月29日
4月29日 富士スピードウェイ(静岡県駿東郡)
4月29日(祝)にSUPER GT決勝レースが富士スピードウェイで行われ、3時間・500kmのセミ耐久レースで、松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組の#12 カルソニックIMPUL GT-Rが5位に入賞しました。
ゴールデンウィーク恒例のSUPER GTレースのウィークエンドは二日間とも好天に恵まれ、二日間のべで約8万人ものレースファンが集まりました。28日に行われた公式予選では、#23 MOTUL AUTECH GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)が3位に入っており、決勝レースでのNISSAN GT-Rの活躍に期待がかかっていました。レーススタート時の気温は20度で、路面温度は30度とレースタイヤにとっても絶好のコンディションでした。クインタレッリがスタートを担当した#23 GT-Rはポジションをキープしながら序盤を走行し、一時的に4位となりましたが、その後挽回のチャンスを伺っていました。しかし、19周目の第1コーナーで突然駆動力が伝わらなくなり、コース上にストップ。レースに復帰することは難しく、その場でリタイアとなりました。ピットに戻ったクインタレッリは、悔しそうな表情を浮かべ、「第1コーナーのブレーキングで突然トラブルが発生しました。とても残念ですが、次のセパンは冬の間に十分テストを行ったコースですし、積んでいるハンディウェイトも軽いので僕たちに勝利のチャンスがあると思います。気持ちを入れ替えて頑張ります」と語っていました。
代わってNISSAN GT-R勢の先頭となったのは、#12カルソニックIMPUL GT-Rでした。第一ドライバーのオリベイラは、6番グリッドからレースをスタート。19周目に#23 GT-Rが戦列を離れたことで5位に上がると、交代した松田もペースを守って走行し、再びオリベイラにステアリングを戻します。終盤にはライバルのレクサス勢に迫られますが、オリベイラはそれをはね退けてポジションを維持し、5位でレースを終えました。#1 REITO MOLA GT-R(本山哲/関口雄飛)は、予選7位から本山がレースをスタートし、中盤の周回を関口に託しました。関口は持ち前のアグレッシブな走りで先行車を追い、観客席を沸かせる場面を演出しました。しかし、バックマーカーの処理に手間取り、順位を落としてしまいました。最終スティントを担当した本山は、そのロスを少しずつリカバーし、最終的には9位でチェッカーフラッグを受け、チャンピオンシップポイントを獲得しています。
#24 D’station ADVAN GT-R(ミハエル・クルム/安田裕信)は、予選13位からのスタートながら、安田は序盤に10位に上がります。その後後退してしまいますが、力強いリズムを崩すことなくクルムにつなぎ、最終スティントも担当して12位でレースを終えました。
GT300クラスでは、予選7位からスタートした#3 S Road NDDP GT-R(星野一樹/佐々木大樹)は、星野のドライブで3周目に2位に上がり、見せ場を作りました。しかし、15周目に突然ペースダウン。20周目にピットインしてパンクしたタイヤを交換しました。パンクの際にサスペンションまわりに損傷を受け、その後何度かピットインし修復するも完全に復調せず、ノーリザルトに終わりました。NISSAN GT-R NISMO GT3勢では、#7 OGT Bonds Racing GT-R(イゴール・スシュコ/井出有治)の5位入賞が最高位でした。
【日産系チーム総監督・柿元邦彦のコメント】
「今回のレースは、強さ、速さの両面で完敗です。ただ、12号車(カルソニックIMPUL GT-R)がトップ5に残ってくれたのが、唯一の救いでした。その12号車も最初のスティントで接触があり、ピットイン時に給油に手間取ってタイムロスしています。しかし、それがなかったとしても、勝ててはいなかっただろうと思います。次のセパンに向けて、立て直しを図ります。多くのファンにお集まりいただき、最後まで応援していただいたにもかかわらず、結果が出せなかったことは大変残念です。次のレースは楽しんでいただけるように、巻き返しをお約束します」
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