人の体調を見える化するSleep Buster 用運行管理ソフト「ヒュータコ」を新発売【JUKI】

2013年4月24日

JUKIは、㈱デルタツーリングが開発したSleep Buster用運行管理ソフト「ヒュータコ」を2013年5月より販売します。
「ヒュータコ」は、Sleep Busterに記録されたデータを解析することで、運転者の疲労度合、緊張・集中度合、覚醒水準の低下度合の3つのパラメーターの変化を把握する、まったく新しいタイプの画期的な運行管理ソフトウェアです。
疲労度合、緊張・集中度合、覚醒水準の低下度合が、いつどのくらいの程度で運行中に発生しているかを一目で確認できるとともに、その程度が高いのか、低いのかを約400の実運行データと比較して客観的に把握することができます。
また、この3つのパラメータの出現バランスを活用し、運転者の特徴や疲れ方の傾向を知ることができ、例えばルート別の疲労の高まりや覚醒水準の低下時間帯などの傾向を把握できます。

「ヒュータコ」は、運転者への、よりきめ細かな安全運行指導のためのツールとして、更には、データをもとにした運行マニュアルや運行計画の見直し等を図るためのツールとして活用することで、過労、漫然、居眠り運転事故等の未然防止に役立てることができます。
当社とデルタツーリングは、居眠り運転を未然に防止する「Sleep Buster」とそのデータを活用した運行管理ソフト「ヒュータコ」の両者を新しい運行管理システムとして普及させることで、交通事故の低減に貢献してまいります。

◆「ヒュータコ」の特長

（1）運転者の一運行における疲労度合、緊張・集中度合、覚醒水準の低下度合を見える化
運転者の一運行における、疲労度合、緊張・集中度合、覚醒水準の低下度合を時系列、時間帯ごとにグラフ化することで、疲労などがどの時間帯にどの程度発生しているのかを一目で確認することができます。
また、下段には約400の実運行データから得られたデータをもとに運転者の疲労度合などを相対的なポジションで認識することが可能です。
これらデータを元に、安全運行指導や個人の特徴に合わせた、配車や運行計画の改善に役立ちます。

（2）運転者の月/年単位の疲労度合、緊張・集中度合、覚醒水準の低下度合を見える化
※後日発売予定のアドオンで対応
① 指定日の時間帯別詳細データ
② 月間、日にち別の疲労度合、緊張・集中度合、覚醒水準の低下度合の状況
③ 月間、時間帯別の疲労度合、緊張・集中度合、覚醒水準の低下度合の状況
④ 年間、月別の疲労度合、緊張・集中度合、覚醒水準の低下度合の状況
ドライバー個人別の情報をトータル的に把握することができるため、面談用に最適です。
期間内の曜日別や月別などの傾向を把握できることより、よりきめ細かく安全運行指導や運行計画の改善に役立てられます。

（3）全運転者のデータをルート別や車種別などで層別する検索機能
※後日発売予定のアドオンで対応
蓄積された運転者のデータをルート別や時間帯別など必要に応じて検索し、ルート上のハザードポイントやハザード時間帯を把握することで休憩ポイントの変更等、具体的な運行計画の見直しアクションにつなげられます。また、改善アクションの効果も今までの感覚的な評価から見える化されたデータで確認できるため、PDCA サイクルを効率的に回すことができます。