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製造業界向けアプリケーションの新バージョンを本日より順次発売【オートデスク】

2013年4月12日

オートデスク㈱は、製造業界向けアプリケーションの新バージョンを本日より順次発売します。これらの新バージョンでは、製造業の広範な業務ワークフローにおいて企画、設計、データ管理、シミュレーションなどの製品ライフサイクル管理が効率的にできるように、デスクトップ コンピューティングとクラウド コンピューティングの技術を融合させて、業務の生産性をさらに向上させることを目指しました。

近年の製造業界では、ユーザにとって魅力的な製品を市場に投入するために、外観デザイン、環境性能、軽量化などの取り組みに対して多くの関係者がさまざまなアイデアを検討しながら共同作業を行っています。今回の新バージョンでは、関係者が製品情報を効率的に作りこめるように、社内のコンピュータ、遠隔拠点のモバイル端末、そして高度な処理を実現できるクラウドサービスなどを必要に応じて組み合わせて利用していただけるように機能強化を行いました。


各アプリケーションの主な概要

主な新機能

部品の組み立てやすさの向上
部品の位置や動きをワンステップで決められるようになり、直感的な操作でアセンブリの生産性を向上。また、動きの幅制限、ロック、保護が可能になり、メカニズムの表現と検証が容易に。さらに、アセンブリの拘束関係がラバーバンドで表示され、直感的に把握可能。

大規模アセンブリ性能の強化
大規模アセンブリの高速表示モード導入により、モデルを呼び出す際のパフォーマンスが大幅に向上(データ種類により5~10倍の速度向上)。これにより大規模アセンブリモデルの設計が効率的に。

BIMアプリケーションとのデータ双方向連携の強化
建築設備/プラント設備メーカー向けに、建築設備や建材モデルを Autodesk Revit®に対応した軽量モデルに変換する機能を強化。3Dモデルを簡略化するこの機能と操作性の向上により、形状の簡略化に要する時間を大幅に短縮可能。簡略化したモデルをAutodesk Revit形式のファイルで出力したり、Autodesk Revitファイルの読み込みが可能に。
(BIM =ビルディング インフォメーション モデリング)

ユーザ要望に基づく機能強化
スイープ、フィレット、境界パッチなどの曲面モデリング機能の改善、大規模モデルのレイアウト図面のラスタービューによる表示高速化など、多くの機能改善を実施。


主な新機能

HDR Light Studioのサポート
HDR Light Studioを使用して背景の編集が容易に。HDRIマップ、反射光などのライティングを編集した結果をすぐにShowcase作業画面上で確認可能。対象のモデルの評価、検討や最適なハイライトの設定工数を大幅に削減。(Showcase Professionalのみ)

被写界深度に対応
被写界深度に新たに対応。写真品質の奥行き表現とフォーカス部分にメリハリを与えることで、より豊かな表現でデザインレビューが可能。

Autodesk Aliasとのデータ互換性向上
Aliasで設定したアンビエント オクルージョン、ブックマーク、マテリアルがShowcaseでも利用可能。


主な新機能

落下解析ウィザードの追加
落下解析に必要なすべての定義を単一のウィザードに集約し、設定が難しかった非線形落下テスト解析を設計者でも簡単な操作で実施可能。

設計最適化機能の追加
Inventorモデルを読込み、元のファイルを変更せずにInventorのパラメータを変化させ、複数の設計案から設計基準に適合する最適なデザインを表示。

Autodesk Simulation CFDとの機能連携
Simulation Mechanicalから直接CFDの温度分布をマッピングし、熱応力解析の実施が可能に。


主な新機能

3D圧縮解析機能の追加
熱可塑、熱硬化性樹脂の3D圧縮成形解析機能を新たに搭載。長繊維強化材料の繊維破断を抑えた圧縮成形プロセスに対応可能。

3D射出圧縮成形解析機能の追加
熱可塑、熱硬化性樹脂の3D射出圧縮成形解析機能を新たに搭載。自動車ガラスなどの低歪成形プロセスを可視化して結果を分かりやすく表示。

コンフォーマル冷却解析機能の追加
熱流体解析アプリケーションAutodesk Simulation CFDとの機能連携により、複雑な3D形状を持った冷却回路の冷却解析を実現。これにより、より高度なハイサイクル金型の冷却解析が可能。


主な新機能

自由表面解析機能の追加
液面が存在するタンクスロッシングや液体充填などの解析機能を新たに搭載。

高度な乱流モデルの追加
新しい乱流モデル(SST k-ω、SST k-ω SAS、SST k-ω DES)が追加され、外部流れの剥離など、より精度の高い解析結果を導出。



従来クラウド サービスで提供してきた解析機能を、スタンドアロン製品に準じて機能強化。

機能モジュールを分けて、利用できるサービス単位を振り分け
・ Mechanical 360(構造解析):[1ジョブ] で [15クラウドクレジット] を消費
・ CFD 360(熱流体解析): [1ジョブ] で [15クラウドクレジット] を消費
・ RSA 360(建築構造解析):[1ジョブ] で [5クラウドクレジット]  を消費

当初は英語版で提供。5月以降より日本語版を提供開始予定。


主な新機能

Vault クライアントのパフォーマンス改善
大規模アセンブリを管理するユーザの増加に対応し、Vaultからファイルを取得するダイアログを改善。これにより、構成の表示やファイルのダウンロード レスポンスが大幅に改善。

解析データ管理機能の追加
解析アプリケーションで扱うデータ量の増加とデータ再利用のニーズに応えるため、解析データと利用された3Dモデルの関連性を Vault で自動的に管理。

機械系CADデータと建築系CADデータの一元管理機能強化
建築/プラント設備メーカーでの建築系3D CAD(BIMアプリケーション「Autodesk Revit」、プラント設計3D CAD「AutoCAD® Plant 3D」の利用増加に対応し、両アプリケーションとの連携を強化。Inventorと併せて各アプリケーションで作成したデータの一元管理が可能。

ユーザ要望に基づく機能強化
図面上で改訂履歴テーブルのフォーマットの詳細設定がカスタマイズ可能に。また、Inventorのブラウザ上で、ファイル名以外のさまざまな属性を表示可能に。その他多数の機能拡張を採用。

※ 希望小売価格は、日本における当該製品またはサービスに対するオートデスクのメーカー希望小売価格(税込)を示します。希望小売価格にインストール費は含まれません。オートデスク認定販売パートナー、販売店の販売価格はオートデスク認定販売パートナーおよび販売店が決定します。希望小売価格は参考値としてご参照ください。その他の諸条件が適用される場合もあります。

※ オートデスク認定販売パートナー、販売店から購入される場合の価格は、直接パートナーや販売店にお問い合わせください。


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