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車載用アンテナ内蔵Bluetooth® All in Oneモジュール「UGZZC-Gシリーズ」を開発、量産を開始【アルプス電気】

2013年4月10日

アンテナやメモリを内蔵し、更に“All in One”に
車載用アンテナ内蔵Bluetooth® All in Oneモジュール「UGZZC-Gシリーズ」を開発、量産を開始


当社は、車載機器、特にカーオーディオとモバイル機器の無線接続に最適な車載用アンテナ内蔵Bluetooth® All in Oneモジュール「UGZZC-Gシリーズ」を開発。2013年4月より量産を開始しました。

昨今、快適なドライビングに欠かせない、カーナビゲーションやカーオーディオ。これらの車載機器は、ナビゲーションや音楽再生以外にもハンズフリー通話への対応やスマートフォン、小型音楽機器などモバイル機器との連携が進み、さまざまな機能に対応できるようになってきました。これら連携機能を利用するには、無線通信モジュールが必要で、現在、Bluetooth®を利用したデータ通信方式が主に使われています。

車室内など近距離通信に便利なBluetooth®は、Bluetooth® SIG認証や各国電波法の認証の取得が必要です。そのため、Bluetooth®モジュールをセット製品に搭載後も、アンテナも含めたセット製品として、これらの認証を得る必要があり、その検討・検証に非常に工数が掛かっていました。また、カーオーディオ等の車載機器の多くは、使用しているCPUの処理能力が低く、Bluetooth®を搭載するに当たり、Bluetooth®のプロトコルスタックを内蔵した当社のAll in Oneモジュールへのニーズが高く、更に、アンテナまで搭載したモジュール化が求められています。

これらニーズに対応すべく、当社はアンテナを内蔵した車載用Bluetooth® All in Oneモジュール「UGZZC-Gシリーズ」を開発しました。アンテナ及びBluetooth®プロトコルスタックを内蔵したことで、Bluetooth®の認証に加え、各国電波法の認証もモジュールとして当社で取得。また、シリアルフラッシュメモリを内蔵したことにより、電話帳データ3000件の記録が可能となり、更にそのデータのソート等の管理機能を取り込んだことで、セット側でのソフトウェア開発工数の削減も可能にしています。これまで製品展開しているAll in Oneタイプにアンテナ、Bluetooth®プロトコルスタック及び、メモリを内蔵したモジュールを提供することで、セット製品の設計や検証、ソフトウェア開発、認証にまつわる工数削減を可能にしています。

本製品は、当社が長年培ってきた高周波技術やシミュレーション技術により、アンテナの特性に影響を与える基板回路を最適化したことで、モジュールへのアンテナ内蔵を実現しています。また、ピンヘッダータイプを採用したことで、無線通信特性を確保するとともに、カーオーディオでの実装面積の削減にも貢献します。

当社は、生産実績2500万台以上の車載用Bluetooth®All in Oneモジュールに本製品を加え、市場ニーズを捉えた製品展開を更に加速させていきます。

※ All in Oneモジュール
Bluetooth® の下位レイヤ(RFおよびベースバンド)から、上位レイヤ(通信プロトコル)まで搭載し、Bluetooth® 部分の処理を可能としたモジュール。

主な特長

アンテナやメモリを内蔵し、更に“All in One”に
1. アンテナを内蔵したことで、セットメーカー側でのアンテナ検証の工数削減に寄与
2. 電話帳データの保存用にシリアルフラッシュROMを内蔵(最大3000件に対応)
3. 縦型実装形状の採用により、実装面積を低減

主な用途

カーナビゲーションシステム、カーオーディオとモバイル機器の無線通信
その他 車載用途通信機器

販売計画

主な仕様




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