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世界の自動車人気色ランキングでホワイトがトップの座を守る【デュポン パフォーマンス コーティングス】

2013年3月27日

ホワイト/ホワイトパールが2年連続で世界の自動車色の人気ランキングを制し、ブラック/ブラックエフェクトが第2位に躍進しました。一方、シルバーは第3位に後退しました。


デュポン パフォーマンス コーティングス合同会社(社長:紙谷忠幸 本社 東京都千代田区)は今年で、創刊60周年を迎えるデュポン世界自動車人気色調査報告書を発表致しました。自動車産業向けのこの種の報告書としては最大の規模と最長の歴史を誇っており、全世界での自動車色の人気ランキングと世界の主要自動車市場地域(11地域)のトレンドが示された唯一の報告書です。

ホワイト/ホワイトパールは、2012年にヨーロッパで人気ナンバーワンとなり、北米(米国とカナダ)、日本、韓国、ロシア、南アフリカとメキシコでも一番人気でした。また、世界市場全体の23%を占める色となったことも2012年のデュポン報告書で明らかになっています。
この10年間、ホワイトは、自動車人気色ランキングで重要な位置を占め、他の消費者製品でも世界的に幅広い存在感がありました。また、この期間におけるホワイトの人気は、全車種で明確に示されています。ただし、歴史的に見ると、ホワイトはトラック部門で最も人気の高い色であり、ホワイトが高級車部門に進出できたのは、これまでのパール系ホワイトの進化の結果といえます。
デュポンのカラーマーケティング担当マネージャーのナンシー・ロックハートは、次のように話しています。「ホワイト系トリコートは、世界の製造拠点での導入が容易になり、さまざまな車種で高い品質とバリューを生み出しています。これまでのホワイトのソリッド色は、バニラホワイト、ストーンホワイトでしたが、現在はブライトホワイトが好まれています」。
ブラック/ブラックエフェクトは、中国で最も人気のある自動車色ですが、世界ランキングでは第2位で、全世界の自動車色に占める割合は21%です。世界ランキングで第3位だったのがシルバーで、世界の自動車市場でのシェアを昨年の22%から18%と4ポイントも落としましたが、南米、ブラジルとインドではトップにランクされています。
「シルバーの人気は、デジタル時代が始まった2000年から2006年がピークでした。現在では、経済が安定し始めて、高級車の購入台数が増えてきています。世界のいくつかの最重要市場では、ブラック/ブラックエフェクト塗装の自動車が高級なステータスシンボルとされています」とロックハートは話しています。

レッド、グレー、ブラウン/ベージュが、昨年の報告書と比べて、それぞれ1ポイント増やした一方で、ブルーの占有率は、2011年のランキングと変わっていません。

デュポンが発表した世界の自動車人気色ランキング:
1. ホワイト/ホワイトパール – 23%
2. ブラック/ブラックエフェクト- 21%
3. シルバー – 18%
4. グレー- 14%
5. レッド- 8%
6. ブルー- 6%
7. ブラウン/ベージュ- 6%
8. グリーン- 1%
9. イエロー/ゴールド- 1%
10. その他 – 2%

アジア太平洋地域ではホワイトが人気を伸ばして日本と韓国を席巻した一方で、中国ではブラック、インドではシルバーがトップに

アジア太平洋地域全体における人気色トップ3は、ホワイト、ブラック、グレーの順になりました。なかでも、ホワイトは、シルバーからトップの座を奪い取り、この地域での市場占有率は22%となりました。それに続いてブラックとグレーが、それぞれ21%と20%で、シルバーは14%となり第4位に沈みました。第5位のレッドは、市場占有率が7%でした。

2012年のデュポン報告書では、日本でのホワイト/ホワイトパールの根強い人気が6年続き、市場占有率は2011年の26%から27%に伸びたことが示されています。第2位はブラック/ブラックエフェクトで、市場占有率は22%に増えました。第3位以下は、シルバー(17%)、ブルー(8%)、グレー(7%)で、いずれも人気が衰えていますが、レッドの人気が高まっており、日本市場全体の6%を占めるようになりました。
「日本の小型車部門では、ナチュラルな色やアース調の色を多く使ったエコトレンドの勢いが強く、今後の市場展開で、この傾向が強くなることを予想しています」。こう話すのは、デュポンのアジア太平洋地域担当カラーマーケティングマネージャーの大村久三子です。
アジア太平洋地域でのホワイト/ホワイトパールの人気が最も高いのが韓国で、市場占有率は2011年から3%増えて、28%となり、長期間にわたって人気ナンバーワンだったシルバー(23%)を抜き去り、3%の差をつけました。それに続いて、ブラック/ブラックエフェクトとグレーが、韓国市場のそれぞれ16%、15%を占め、第5位は、ブルーとレッドが同順位で、5%の市場占有率を獲得しました。
中国では、ブラック/ブラックエフェクトが、24%の市場占有率を獲得し、初めて中国市場で人気第1位となり、世界全体でのブラックの高級感・高品質との関連が再確認されました。人気第2位はシルバー(市場占有率20%)で、第3位については、グレーがホワイト/ホワイトパールに追いつき、市場占有率17%で同順位となりました。第5位はレッドで、市場占有率は9%でした。

インドでは、最も明度の高い色が人気色ランキングのトップに踊り出ました。第1位となったのはシルバーで、市場全体の28%を占め、それに肉薄したホワイト/ホワイトパールが第2位で27%、それに続いて、高い明度のブラウン/ベージュが12%で第3位となり、グレーが11%で第4位となりました。インドでのブラックの人気は、世界で最も低く、わずか7%でした。

このリリース文は、世界の動向とアジアの傾向を抜粋したものです。他の地域、又全文はデュポン パフォーマンス コーティングスのホームページを参照ください。
http://www.refinish.jp/dupont/


デュポン パフォーマンス コーティングスとは
デュポン パフォーマンス コーティングスは、90年以上の長きにわたって、カラー技術のリーダーたる企業として認められており、革新的な色とカラーツールを産業界に提供し続けています。同社の科学者は、カラー技術の拡張からカラーとカラーデザインのデジタル表現に至る分野で産業界を主導し続けています。




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