ニッサン・アルティマ、F1オーストラリアGPのサポートレースに登場【日産自動車】

2013年3月19日

～オーストラリアV8スーパーカーレースレポート～

3月17日オーストラリア、アルバート・パーク
今季からオーストラリアV8スーパーカーシリーズへの参入を開始したニッサン・モータースポーツはこの週末、オーストラリアのメルボルンにあるアルバート・パークで行われた4本のレースで、新型のニッサン・アルティマがトップ10フィニッシュを8回マーク。V8スーパーカー界において大躍進を遂げました。
オーストラリアにおけるトップレベルのモータースポーツカテゴリーへの復帰を果たしてわずか2戦目のニッサン・アルティマは、2チームの4台全車が競技力を発揮し、経験豊富なV8界の強豪に競り勝つ場面も見られました。

今回のレースでのアルティマ勢の最上位は、ノートン360レーシングのジェームス・モファットの4レース総合7位でした。モファットは、予選は20位でしたが、オープニングレースではクリーンな走りで順位を上げました。レース2になるとさらに5位フィニッシュを果たし、新型アルティマにV8スーパーカーレースでのベストリザルトをもたらしました。レース3は17位に留まりましたが、レース4では10位につけ、4つのレースを通じてトップ10フィニッシュを3回マークしました。

ジャック・ダニエル・レーシングのリック・ケリーは、ウェットとなったレース3で見事6位につけるなどトップ10フィニッシュを2回マーク。選手権外での開催となったこのイベントで、総合8位につけました。兄でチームメイトのトッド・ケリーもトップ10フィニッシュを2回果たすなど大健闘。ニッサン・モータースポーツにとっても、2週間前に行われたアルティマのデビュー戦から大きな進展が見られた頼もしい内容となりました。

ノートン360、2台目のアルティマを駆るマイケル・カルソは、予選でアルティマ勢最上位の12位につける速さを見せつけましたが、レース1の1週目でトニー・デ・アルベルトからヒットを受けてスピン、15位まで後退しました。最終レースではカルソはレース序盤の4周で首位に立ちましたが、ルーティンのピットストップで後退、最終的に12位でのフィニッシュとなりました。

ニッサン・アルティマが次に挑むのは、V8スーパーカーシリーズイベント。タスマニア360は、4月5-7日。シモンズ・プレインズで開催されます。

ドライバーコメント

#360 ジェームス・モファット（ノートン、ニッサン・アルティマ）
「トップ10フィニッシュを4回果たしたことは、とてもいい兆候です。マシンのハンドリングやブレーキには素晴らしいですが、ストレートではややライバルに劣るので追い抜きに苦戦しています。このカテゴリーでは、トップ10で走り続けるのは簡単なことではありませんが、我々にはすぐに改善できる部分もあります。謙虚に努力を重ね、問題点を解決し、タスマニアではいい形で上位につけたいですね」

#15 リック・ケリー（ジャック・ダニエル、ニッサン・アルティマ）
「この週末、私たちは大きく成長できましたし、おそらく予想を上回った出来だと思います。このアルバート・パークは馬力勝負のコースなので、もう少し下位に留まるだろうと見ていました。全車がトップ5を目指してプッシュできたことは素晴らしいのですが、私のリザルトは少し及ばなかったので、ワークショップに戻って調べ直さなくてはなりません」

#7 トッド・ケリー（ジャック・ダニエル、ニッサン・アルティマ）
「この週末を通してマシンから得られた結果に、とても満足しています。総合的なパフォーマンスは予想していたよりも格段に優れていました。ニッサンからの参戦わずか2戦目のレースでこの成果を得られたのです。昨年末のレベルに達するまでには、特にエンジン面などまだまだ開発が必要な部分が残っています。今回のような馬力勝負のコースで今回のような結果が得られたことは、素晴らしいと思いますし、前戦アデレードでも言ったように、シャシーそのものは本当に強さを持っています。今年が充実した一年になることを楽しみにしています」

#36 マイケル・カルソ（ノートン、ニッサン・アルティマ）
「予想よりもはるかにいい順位につけることができて、この先がとても楽しみです。もっと上に行くこともできたと思いますし、手を加えなくてはならないことも見つかりましたが、いいパッケージであることは確信できました。いい向上が見られていますし、まだリザルトでは上がれる余地がたくさん残っているので、この先も懸命な作業を続けていかなくてはなりません」

＜オーストラリアV8スーパーカーシリーズ特別戦 Race 1＞