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「神鋼新确弾簧鋼線(佛山)有限公司」の工場稼動開始について【神戸製鋼所】

2013年3月14日

当社が設立し、神鋼鋼線工業㈱・サンコール㈱から出資を受けた、高級ばね用鋼線の製造・販売会社「神鋼新确弾簧鋼線(佛山)有限公司」(Kobelco Spring Wire (Foshan) Co., Ltd. 以下KSW)は、当初の予定通り2013年2月より工場の稼動を開始致しました。今後ユーザーからの認証取得を進め、本格的な商業生産に移行して参ります。

KSWは、2012年1月に中国広東省佛山市において高級ばね用鋼線の製造販売を目的として設立致しました。概要は以下の通りです。

会社名
神鋼新确弾簧鋼線(佛山)有限公司
Kobelco Spring Wire (Foshan) Co., Ltd.

所在地 : 中国広東省佛山市南海区

設立 : 2012年1月

総経理 : 酒井 英典

資本金 : 13.0億円

出資 : 当社(神鋼投資有限公司)50%、神鋼鋼線25%、サンコール25%

事業内容 : 高級ばね用鋼線の製造・販売

製造能力 : 600㌧/月

世界最大市場である中国における自動車生産台数は、2012年の1900万台程度から2022年には2800万台程度にまで拡大すると予想され、中長期的に大きな伸びが見込まれております。
これに伴い、世界の自動車メーカーが中国での製造拠点整備を進めており、世界大手ばねメーカー各社は自動車のエンジンバルブ用弁ばねを始めとする「高級ばね」の増産に向け、現地生産ラインの新設・増強に積極的に取り組んでおり、母材となる「高級鋼線」の需要も拡大しています。
当社は自動車弁ばね用線材で世界シェア約50%を有しており、日本・米国・欧州等の自動車メーカーから高い評価を得ており、この様な中国での旺盛な需要を取り込むべく、弁ばね用高級鋼線では海外初となる二次加工拠点KSWを設立し、このほど稼動開始に至ったものです。

当社は、既に自動車向け懸架ばね用線材やCHQ(冷間圧造)用線材の二次加工拠点をタイ(2ヶ所)・米国(1ヶ所)・中国(3ヶ所)に展開しておりますが、今後も同様に加工メーカーの出資・ご協力をいただきながら、二次加工拠点を整備してグローバル供給体制を構築し、高品質の特殊鋼を供給して参ります。

<ご参考>

神鋼鋼線工業㈱の概要

所在地 : 兵庫県尼崎市中浜町

設立 : 1954年3月

代表者 : 小南 孝教

資本金 : 80億62百万円

出資 : 神戸製鋼  30.71%、自己株式  11.24%、神鋼鋼線取引先持株会  3.77%、メタルワン  3.35%、
みずほ銀行  2.57%、他  48.36 %

従業員 : 約800名(連結)

事業内容 : 鋼線・ワイヤロープ等の製造・販売

サンコール㈱の概要

所在地 : 京都府京都市右京区

設立 : 1943年6月

代表者 : 吉田 茂次

資本金 : 48億8百万円

出資 : 伊藤忠商事  24.98%、日本マスタートラスト信託銀行(神戸製鋼)  14.88%、自己株式  7.08%、
住友信託銀行  2.94%、京都銀行  2.26%、他  47.86%

従業員 : 約2,070名(連結)

事業内容 : 自動車関連部品、電子・情報機器部品、光通信機器部品の製造・販売

神鋼投資有限公司の概要

所在地 : 中国上海市盧湾区

設立 : 2011年1月

代表者 : 梅田 浩

資本金 : 59,440千USD

出資 : 神戸製鋼 100%

従業員 : 22名

事業内容 : 中国統括会社



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