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がんばろう!日本/日本の自動車がより世界で活躍するために~自動車基準認証国際化行動計画の公表~【国土交通省】

我が国の自動車は技術的に世界のトップレベルにあり、安全・環境性能に優れています。今後も、我が国自動車メーカー等が世界で活躍できるよう、日本の基準を国際標準化することが大切です。そこで、官民の代表者からなる『自動車基準認証国際化ハイレベル会議』において今後の国際化戦略について検討を行い、その結果を『自動車基準認証国際化行動計画』として取りまとめました。今後、この行動計画に基づき、官民の連携の下、自動車基準認証制度の国際化を進めてまいります。

1.背景・目的

自動車の流通が国際的に拡大していることに伴い、国ごとに異なる自動車に関する技術的な安全・環境基準を調和させること(基準調和)、その基準に基づいて各国が自動車に与える認証を一方の国が与えれば互いに承認し合うこと(相互承認)という国際標準化に対するニーズが世界的に高まっております。

自動車の基準調和及び認証の相互承認の実現により、自動車メーカー等は、国際的な部品の共通化、認証コストの低減等を通じ、安全・環境技術の開発への経営資本の投入、グローバルでフレキシブルなサプライチェーンの構築等が可能となります。また、こうした対策により、安全・環境性能に優れた自動車が購入しやすい価格になることは、消費者にとっても大きなメリットのあることです。

特に近年、アジア等の新興国におけるモータリゼーションの進展はめざましく、国際自動車市場における存在感は日に日に大きくなっており、これらの新興国も巻き込んだ自動車の基準調和及び認証の相互承認の実現が期待されています。

したがって、新成長戦略等でも言及されているとおり、日本の安全・環境基準をアジア諸国をはじめとした各国と共同で国際標準化することで、日本企業がより活動しやすい環境を作りだすことが重要です。特に、燃料電池、電気自動車など日本が技術上比較的優位な分野においては、国際標準化作業を戦略的かつ早急に進めることが重要です。

これを推進するには、自動車メーカーをはじめとした民間の力と、基準を世界で調和させる官の力を合わせることが大切です。よって、昨年11月、自動車業界代表者、学識経験者等からなる『自動車基準認証国際化ハイレベル会議』を設置し、自動車の基準認証の国際化のあり方について検討を重ねてきました。

このたび、自動車基準認証国際化ハイレベル会議において、『自動車基準認証国際化行動計画』を取りまとめましたので、公表します。国土交通省では、今後、この行動計画に基づき、産業界等とも連携のうえ、自動車基準認証制度の国際化を推進してまいります。

2.自動車基準認証国際化ハイレベル会議委員

別紙のとおり

3.自動車基準認証国際化行動計画(概要)

詳しくは別添を参照。ポイントは、
○ 日本の技術・基準の戦略的国際基準化
○ アジア諸国との連携
○ 全世界的かつ車両単位の相互承認の実現
○ 基準認証のグローバル化に対応する体制の整備

4.自動車基準認証国際化行動計画(本体)

別添を参照

添付資料

(別紙)自動車基準認証国際化ハイレベル会議委員名簿(PDFファイル)

自動車基準認証国際化行動計画(概要)(PDFファイル)

自動車基準認証国際化行動計画(本体) (PDFファイル)


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