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ブラジルの自動車用ゴム部品メーカーを買収【東海ゴム工業】
2013年3月11日
～当社初となる南米での防振ゴム生産拠点～
東海ゴム工業㈱（本社：愛知県小牧市、代表取締役社長：西村義明）は本日、ブラジルの自動車用ゴム部品メーカー、Produflex Minas Industria de Borrachas Ltda.（有限会社、略称：Produflex MG社）を買収することを決定しましたので、お知らせいたします。当社が南米に自動車用防振ゴムの拠点を設けるのは初めてです。
ブラジルをはじめとする南米の自動車市場は、経済成長に伴う旺盛な需要を背景に、急拡大しています。なかでも南米最大の人口を有するブラジルでの市場拡大はめざましく、日系や欧米系自動車メーカーが生産体制を強化しています。こうした動きを受けて、当社も、南米での現地生産を検討してまいりました。
今回の買収につきましては、まずは当社グループが南米での事業拡大を見据えた市場調査を行うための現地子会社、Tokai Rubber do Brasil Ltda.（有限会社、仮称、略称：TRIブラジル）を設立し、その後、TRIブラジルがProduflex MG社を買収することでProduflex MG社を当社の間接子会社（孫会社）とします。
Produflex MG社は自動車用防振ゴム事業を、ブラジルを中心に展開しており、ブラジルに進出している欧州自動車メーカーへの販路を持っています。当社は、Produflex MG社を傘下に置くことにより、日系自動車メーカーの現地生産拠点に対する安定した製品納入を実現できるほか、南米で高い市場シェア（占有率）を持つ欧州自動車メーカーへの参入も可能になります。
当社グループの南米展開につきましては、2013年2月に買収を完了したイタリアの自動車用ホースメーカー、Dytech-Dynamic Fluid Technologies S.p.A.もブラジルに生産拠点を所有しております。また、自動車用防振ゴムにつきましては、ドイツに本社を置き欧州を中心に事業を展開している、Anvis Group GmbH の買収を決めております。
今回の買収により、世界の主要な自動車市場への拠点配置が整うことになります。今後は、当社の高い製品開発力とこうした拠点網を組み合わせることで、お客様に高品質な製品を迅速に供給してまいります。
なお、持分譲渡契約は2013年3月14日（木）に締結する予定です。本契約締結後、関係国への競争法上の手続き等、持分譲渡契約に定める条件が満たされることを条件として、Produflex MG社の持分を譲り受けることとしております。
TRI ブラジルの概要
所在地 ： ブラジル連邦共和国 ミナスジェライス州 マテウス・レメ市
設立 ： 2013年4月（予定）
資本金 ： 49.9百万レアル（約2,400百万円※）
持分比率 ： 東海ゴム工業㈱ 90.0％、
TRI USA, Inc 10.0％
代表者 ： 未定
Produflex MG 社の概要
所在地 ： ブラジル連邦共和国 ミナスジェライス州 マテウス・レメ市
設立 ： 1994年11月17日
資本金 ： 5.6百万レアル（約270百万円※）
持分比率 ： Edgar Solano Marreiros 85.0％、
Expedito Marreiros Solano 15.0％
代表者 ： Edgar Solano Marreiros （President）
従業員数 ： 約430人（2012年）
売上高 ： 31百万レアル（1,490百万円※、2012年）
（※） 1レアル＝48円で換算
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