ニュース

ZFのテクノロジーとともに: 新型マセラティ・クアトロポルテ登場 【ゼット・エフ・ジャパン】

2013年2月21日

■ 8速オートマチック・トランスミッションが卓越した燃費と最適化された滑らかな変速、そしてドライビング・ダイナミクスを実現
■ 電子制御ダンピングシステムであるCDCが走行時の安全性と快適性、そしてドライビング・ダイナミクスを強化

これが 6代目となるマセラティ・クアトロポルテは、ゼット・エフ社のテクノロジーと共に、その折り紙付きの持ち味をさらに強調する存在となって登場します。8速オートマチック・トランスミッション(8HP)にとって、走りの良さと快適さは相反するものではありません。同時に高いレベルを実現し、さらにそれが良好な燃費と組み合わされています。電子制御減衰力連続可変システムのCDCは、一瞬一瞬の走行状況に応じた減衰力を、ミリセカンド(1000分の1秒)単位で、それぞれの車輪に、最良のメカニズムによって発生させることで、優れた走行安全性と快適性、そしてドライビング・ダイナミクスを、この高性能車に提供しています。

満点を与えられる心地よい住み心地を実現した豪華でスポーティなクルーザーとしての乗用車。50年前に現れた初代マセラティ・クアトロポルテ*は、自動車の世界にこのコンセプトを持ち込み、その地位を確立しました。そこから5代目にあたる先代は、そのセダン・スタイルのボディにゼット・エフ社のテクノロジーを実装してショールームに姿を現しました。それと同様に今、姿を現した6代目のクアトロポルテにもまた、最新のテクノロジーが組み込まれています。3.8リッターのV型8気筒にツイン・ターボチャージャーを装着して390kW(530ps) を発生する新型クアトロポルテのパワーユニットは、ゼット・エフ社の8速オートマチック・トランスミッションが組み合わされています。

「これだけ強大なエンジンのトルクを受け止めて巧みに伝える変速機を開発するのは、並大抵のことではありません。」と、ゼット・エフ社の取締役会のメンバーであり、パワートレイン・テクノロジー部門を率いるゲルハルト・ワグナー博士は語ります。「クアトロポルテのための8HPにおいて我々は、スポーティさと快適性のデリケートなバランスを生み出すことに見事に成功したと言えるでしょう。」

先代モデルと比較した時、この8速オートマチック・トランスミッションは6%の燃費改善をもたらしています。さらに、新たに油圧ポンプを追加することなく8HPに組み込むことができるスタート/ストップ機能(いわゆるアイドリング・ストップ)による燃料消費削減の可能性は11%に達します。それだけでなくZFの8速オートマチック・トランスミッションは、非常にダイナミックな走りを高い効率とともに実現します。その反応は非常に速く、変速時間も短いのですが、通常の運転の中で乗員がその変速に気付くことはないほど滑らかな動作を実現しています。またこのトランスミッションは、連続した変速、そして離れた変速段に直接移行する「飛ばしシフト」のどちらも可能です。

こうした幅広い領域をカバーする走りの資質は、サスペンションの側からも電子制御による減衰力連続可変システムであるCDCによって強化されています。このシステムは、ダンパーに電子制御で減衰力を無段階に変化させるユニットを組み込んだもので、これがサスペンションの動きに対して発生するダンパーの減衰力を、走行状況や運転操作に応じて瞬時に細かく変化させる機能を付与します。クアトロポルテにおいてこのCDCは、快適さを最優先にした「ソフト」からスポーティな走りのための「ハード」へ、瞬時に切り換えることを可能にしています。このダンパーの働きによってタイヤはより確実に路面をとらえ続けられるようになり、コーナリングする中での安全性も高まっています。


Maserati Quattroporte

ZF 8HP

ZF CDCi




ゼット・エフ・ジャパン株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#ゼット・エフ・ジャパン
#トランスミッション
#ダンパー