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南アフリカ市場にダットサンを投入【日産自動車】

2013年2月25日

最初に発売されるモデルは新型の乗用車
2014年にインド、インドネシア、ロシア、南アフリカの4か国にダットサンを投入。

日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は25日、高成長市場向けに投入されるダットサンブランドを南アフリカで復活させることを発表しました。最初に投入されるモデルは、新型の乗用車で、2014年末までに発売される予定です。

日産は、2016年度までにグローバル市場占有率8%、売上高営業利益率8%を達成するという意欲的な中期経営計画「日産パワー88」に取り組んでいます。今回の発表は、この取り組みの一環としてダットサンブランドを再び投入するという2010年の決定を受けたものです。

日産の執行役員でダットサンブランドの責任者であるヴァンサン コベは、「ダットサンの復活は、上昇志向の強いお客様が急速に増加している高成長市場で日産が成長していくためには必要不可欠です。ダットサンの目指す『手に入りやすい』、『信頼できる』、『モダンである』といった価値は、このようなターゲットセグメントのニーズと憧れを満たすべく考え出されたものです。これは、20世紀において、同じように意欲的であった日本、米国を始めとした世界中のお客様を対象として販売した当時と全く同じ考え方です」と述べました。

ダットサンブランドは、日産がグローバルに成長する過程でニッサンブランドに統合され、1981年より順次廃止されましたが、このほどニッサン、インフィニティブランドと共に、力強い独自のブランドアイデンティティを掲げて、復活することになります。

南アフリカ日産(NSA)の社長であるマイク ウィットフィールドは、以下のように述べました。「昨年のインフィニティの投入に続き、ダットサンモデルの販売地域に南アフリカが選ばれたことを大変うれしく思っています。ダットサンは南アフリカで輝かしい歴史を持っています。1958年にプレトリアショーで『ブルーバード』が公開されて以来、120YとSSSが人気車種となり、1976年から1978年にかけてはナンバー1ブランドとなりました。」

南アフリカで最初に発売されるダットサンモデルは、乗用車であり、将来的には幅広いラインアップで提供していく予定です。

コベは、「私たちの目標は、南アフリカのお客様のニーズを満たす、グローバルな基準を持った日産の知見と技術によって保証されたエキサイティングな新しい商品を提供することです」と述べました。

また、特徴的なダットサンのロゴは、ブランドのスタイリングアイデンティティを体現していると語り、以下のように続けました。

「ロゴの内側部分は、青いバーが昇る太陽を貫くオリジナルのダットサンロゴの本質を保持しています。これは、『至誠天日を貫く』という日産の創立精神を反映したものです。昇る太陽は、より良い未来に向けて上昇するエネルギーを表しており、昇る太陽を貫く青いバーは、革新的なソリューションをもたらす完全な状態を表現しています。ロゴの外側は、新しいダットサンブランドの勢いとモダンさを象徴しています。ブルーのブランドカラーは、誠実さと信頼性に根差した日産の歴史の一部となっています。」

ダットサンブランドは、2014年にインド、インドネシア、ロシアにも投入される予定です。

ダットサンの歴史
ダットサンは、約100年前の1914年に日本で作られた脱兎号(ダット自動車)に由来しています。「脱兎(ダット)」というのは「超高速」という意味であるとともに、当時の出資者であった、田、青山、竹内3人のそれぞれの名前の頭文字を取って名付けられたものです。また、耐久性のある(Durable)、魅力的で(Attractive)、信頼できる(Trustworthy)のそれぞれの頭文字を取ってDATとしたと宣伝されました。

ダットサンの歴史

ダットサンは、約100年前の1914年に日本で作られた脱兎号(ダット自動車)に由来しています。「脱兎(ダット)」というのは「超高速」という意味であるとともに、当時の出資者であった、田、青山、竹内3人のそれぞれの名前の頭文字を取って名付けられたものです。また、耐久性のある(Durable)、魅力的で(Attractive)、信頼できる(Trustworthy)のそれぞれの頭文字を取ってDATとしたと宣伝されました。

1933年、日産の創立者である鮎川義介は、「すべての人に自動車を」というビジョンを持ってこの事業を引き継ぎました。1930年台初頭の日本の人々の向上心を満たす、軽量で経済的で耐久性のあるクルマは、「ダットの息子」、Datson(ダットソン)と名付けられ、後にダットサン(Datsun)となりました。日本のエンジニアリングと大量生産により鮎川の夢が現実のものとなったのです。

ダットサンについて

日産は2012年3月、ニッサン、インフィニティに続く第3のブランドとなるダットサンブランドの復活を発表しました。ダットサンは、高い成長を続ける市場で将来の成功を夢見るお客さまに、クルマのある豊かな生活を提供します。ダットサンは、80年にわたる日本のクルマづくりに対する技術とこだわりを象徴しており、日産のDNAを体現する重要なブランドです。ダットサンブランドのモデルは、2014年からインド、インドネシア、ロシアおよび南アフリカで販売を開始する予定です。




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