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スノーモビル 国内向け2014年モデルについて 深雪での走行性能を向上した「FXNytro X-TX 1.75」など全7機種にて展開【ヤマハ発動機】

2013年2月21日

ヤマハ発動機㈱は、深雪から圧雪まで幅広いフィールドでのスポーツ走行に適した「FXNytro X-TX 1.75(エフエックスナイトロ エックスティーエックス1.75)」をモデルチェンジするなど、スノーモビル2014年モデルを2013年3月1日より全国のヤマハスノーモビルショップで予約受付、11月1日より発売します。

スノーモビル2014年モデルは、スポーツモデル4機種、ユーティリティーモデル3機種の全7機種で展開します。このなかでスポーツモデルの「FXNytro X-TX 1.75」は駆動を担うトラック部分を一新したほか、トラックを回転させるスプロケットなどを変更して深雪の走行性能をさらに向上させました。また、高出力でトルク特性に優れる1049 cm3水冷4ストローク直列3気筒エンジンや、軽量、高剛性なハイブリッドフレームなどが特徴のFXNytroシリーズに、圧雪路に適した「FXNytro(エフエックスナイトロ)」を新たに導入します。
なお業務からレジャーまで幅広い用途で使用できるユーティリティーモデルについては、「Venture Multi Purpose(ベンチャー マルチパーパス)」にパッセンジャー用グリップヒーターとバックミラーを新たに採用、「VK540Ⅳ(ブイケー540フォー)」には立木などの回避性を高めるV字型のスチールバンパーを採用しました。

市場状況とヤマハスノーモビルについて

スノーモビルは、降雪地域での山林管理やスキー場における業務を中心にレジャーやスポーツまで幅広く使用されており、近年の国内需要は約600台前後で推移しています(JSSA[日本スノーモビル安全普及協会]公表データ)。
ヤマハ発動機㈱は、二輪車で培ったエンジン技術などを応用し1968年に第1号モデル「SL350」を発表、その後さまざまな需要に応える2ストロークモデルを発売してきました。2002年には4ストロークモデルを発表してラインナップを拡充、現在もユーザーニーズに応えた商品開発を行っています。

「FXNytro X-TX 1.75」の主な変更点

1)深雪走破性を高めた新型トラック
深雪での優れたトラクション性と旋回性を高めるため雪を掻くトラックラグの高さを1.75インチ(従来モデルは1.25インチ)としたほか、トラックラグの配置変更などによりラフな路面での安定性、走行性を向上しました。

2)走行効率を高める新型スプロケット
高い駆動力を引き出し、かつ静粛性を確保するため、トラックを回転させるスプロケットに新型を採用しました。また新型トラックとのバランスを図り、トラックの回転ロスを抑え、良好な駆動力伝達を実現しています。

「FXNytro」の主な特徴

1)圧雪路走行に適した充実装備
FXNytroシリーズの特徴である高出力でトルク特性に優れる1049 cm3水冷4ストローク直列3気筒エンジンや、軽量、高剛性なハイブリッドフレームに加え、旋回性に優れる120インチのショートトラックなどを装備し、圧雪路での走行に適したモデルとなっています。

2)軽快な走行性を実現する軽量サスペンション
フロント、及びリアサスペンションはショックアブソーバーに細径ロッドを採用するなど軽量化を図り、軽快な走行性を実現しました。

3)シンプルなグラフィックレス仕様のカラー
ステッカーなどで装飾しやすい、シンプルなグラフィックレス仕様のカラー(ヤマハブラック)を採用しました。

※「FXNytro M-TX 162」のヤマハブラックも同様にグラフィックレス仕様としました。

「Venture Multi Purpose」と「VK540IV」の変更点

1)ユーティリティーモデルとしての実用性をさらに向上(Venture Multi Purpose)
タンデムツーリングなどで役立つパッセンジャー用グリップヒーターと、バックミラーを新たに採用しました。

2)V字形状のスチールバンパー(VK540IV)
バンパー前面をV字形状としてブッシュや立木の回避性を高めたほか、メンテナンス性に優れるスチール素材を採用しました。

スノーモビル 2014年モデル 主要仕様諸元

「FXNytro X-TX 1.75」フィーチャーマップ

「FXNytro」フィーチャーマップ

スノーモビル 2014年モデル ラインナップ

メーカー希望小売価格




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