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JMエナジー、リチウムイオンキャパシタの研究開発を強化 -研究棟を増設-【JSR】

2013年1月21日

JSR㈱(社長:小柴満信)は、リチウムイオンキャパシタの事業会社JMエナジー㈱(社長:宮部五郎、JSR100%出資)において、研究開発機能の強化のため、研究棟を増設することを決定しました。完成は、2013年6月の予定で、研究棟の増設と評価装置等の導入に関する総投資額は、約8億円です。

JMエナジーではリチウムイオンキャパシタULTIMO®シリーズにより蓄電デバイスを活用したエネルギー効率化への多様な解決策を提案し採用実績を積んでまいりましたが、拡大する顧客ニーズへ迅速に対応するため、研究開発・評価体制を強化することとしたものです。
今回研究棟を増設し充放電装置や分析・解析装置など各種評価機器を充実させることで、よりいっそうの低抵抗化、エネルギー密度の向上に向けた開発を促進してまいります。

リチウムイオンキャパシタは蓄電デバイスである大容量キャパシタの一種で、高出力密度、高エネルギー密度、高電圧といった特徴を有し、キャパシタの応用範囲を拡大します。特に、JMエナジーのリチウムイオンキャパシタULTIMO®は、超低抵抗タイプで、電気二重層キャパシタと同等以上のサイクル特性(100万回超)を有しています。
JMエナジーでは、ULTIMO®シリーズとして、軽量薄型のラミネートタイプ、堅牢性に優れた扁平角缶型タイプのリチウムイオンキャパシタをラインアップし、低電圧・据置型の産業機械から高電圧・移動体用途に至る幅広い技術開発及びマーケティングを行い、採用の実績を積んでまいりました。

今後も、世界全体での省エネルギー、環境対応が求められる中、風力発電・太陽光発電などの新しい再生可能エネルギー関連機器、瞬時電圧低下補償装置・建設機械などの各種産業機器、医療機器、無人搬送装置・自動車などの移動体分野など、非常に幅広い応用分野において、急速充放電、エネルギー回生、ピークアシスト、電力平準化などの機能の飛躍的向上に貢献し、エネルギー効率化への多様な解決策を提供してまいります。

JMエナジー増設研究棟の概要

構造 : 鉄骨構造  3階建て
延床面積 : 3,517㎡
着工 : 2013年2月
竣工 : 2013年6月
投資額 : 約8億円(設置する評価機器の費用を含む)





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