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ハイブリッドシステム用モーターコアの生産を開始【トヨタ紡織】

2013年01月16日

トヨタ紡織、パワートレーン基幹部品分野へ事業拡大
~ ハイブリッドシステム用モーターコアの生産を開始 ~

トヨタ紡織㈱(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:豊田周平)は、このたびトヨタ自動車㈱が昨年12月に発表した新型クラウンのハイブリッドシステム用モーターコア※1の生産を開始しました。トヨタ紡織が、ハイブリッド関連部品を生産するのは今回が初めてであり、さらなる市場拡大が期待されるハイブリッド分野に参入しました。

今回トヨタ紡織が生産するのは、ローター(回転子)とステーター(固定子)というモーターコア構成部品で、磁気特性に優れた電磁鋼板をプレス加工し積み重ねます。生産工法には、精密プレス積層加工工法※2を採用しており、トヨタ紡織が開発・量産化した高精度高速プレス加工を実現する「ファイン・ホールド・スタンピング工法」の技術を活用しています。また、自動車用モーターにおいて、プレス加工時に板材の特性を考慮して積層する方法の導入に成功し、製品の高精度化と生産の高速化を達成しました。なお生産工程は、プレスから最終検査工程までの一貫生産体制を構築しました。

トヨタ紡織では、生産技術力強化のため、精密金型加工技術の向上を積極的に推進しています。高精度工作機械を導入するとともに、技能育成にも取り組み、体制強化を図っています。今回生産を開始したモーターコアにおいても、トヨタ紡織が開発・製作したプレス金型を使用しています。

トヨタ紡織は、今後も主要事業のひとつであるフィルター・パワートレーン機器部品事業に おいて、エアクリーナーなどのエンジン周辺部品から、自動車の動力源となるパワートレーン基幹部品への事業拡大を図ります。

※1:モーターの電力を発生させる心臓部。
※2:材料となる板材をプレスしながら積み重ね、ある一定の枚数に重なった時点で、自動的に一体型部品に仕上げる加工法。





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