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メキシコにおける会社設立に関するお知らせ【日本精工】
2013年1月9日
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚紀男、以下NSK)は、平成25年1月にメキシコ合衆国に生産子会社を設立することにいたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
1. 設立の目的
NSKは、メキシコに生産拠点を持つカーメーカーの生産拡大への対応、更には米国、カナダ、メキシコの北米自由貿易協定圏(NAFTA)において自動車市場の成長が見込まれることから、メキシコに生産会社を設立することにいたしました。
NSKは、これによりメキシコを含む北米市場に対し、品質に優れた自動車軸受等の製品をタイムリーに供給し、米国のNSK既存工場と合わせて、NSKの北米自動車事業の更なる拡大を図ります。また、メキシコ工場を含めた米州での自動車軸受の生産を拡大することで、為替変動に強い体質を構築すると共に北アメリカ地域他へのビジネス拡大を目指してまいります。
2. 会社概要
3. 今後の見通し
今回の会社設立が当期の連結業績に与える影響は軽微であります。
【ご参考】NSKの米州事業について
NSKは1960年代より海外に積極的に進出し、今回メキシコに生産拠点を設立すると、NSKグループの生産拠点は、世界13カ国、64カ所となります。
南米を含めた米州では、1962年に米国に販売拠点を設置し、1970年にはブラジルのサンパウロ市近郊に現存する生産拠点としては海外初となる工場を設立し、1973年には米国のアナーバー市(ミシガン州)に米国企業と合弁で製造・販売会社を設立しております。現在では8箇所の生産拠点と20箇所の販売拠点を展開しており、米州の2012年3月期の売上高は863億円でした。
メキシコにおいては、1990年から2000年までティファナ市でシートベルトの生産を行っておりました。1990年には、販売会社としてNSKベアリング・メキシコ社を設立し、現在は、メキシコシティとモンテレイの2箇所に販売拠点などを設置しており、自動車関連製品や産業機械軸受などを販売しております。
今回、メキシコでの自動車軸受の生産拠点を新設したことで、米州における自動車事業の供給力とコスト競争力が向上し、品質に優れた製品をタイムリーかつ安定的に供給できる体制が整いました。
NSKは今後も真の現地生産、すなわち、材料・部品・前工程等の現地化現調化を推進することで、現地の市場ニーズと今後の更なる需要拡大にお応えし、グローバルに自動車事業を拡大してまいります。
プレスリリース記載の情報は報道発表日時点の情報です。
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