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ボッシュが中国向けにフォルクスワーゲン用ナビゲーションを開発 タッチパネルを採用したラジオ、ナビゲーション、電話機能便利で簡単【ボッシュ】
2012年11月29日
● 迅速なルート計算
● 目的地の入力も中国語でOK
● 中国語の名前で目的地を保存可能
● Bluetooth対応のハンズフリー機能とBluetooth対応オーディオを組み込み
ボッシュのカー・マルチメディア事業部は、中国市場固有のニーズに合わせた、フォルクスワーゲン向けRNS 315 CNラジオ・ナビゲーションシステムを開発しました。カラーのタッチパネル式ディスプレイで簡単に操作できるこのシステムは、迅速にルートを計算し、音声と画像で信頼性の高いルートガイダンスを行います。このナビにはPinyin First Letter Inputと呼ばれる中国語音声システムが採用されており、中国語での目的地入力が簡単に行えます。RNS 315 CNは受信性能と音質が優れているだけでなく、各種の便利な接続オプションを備え、非常に魅力的な製品となっています。また、Bluetooth対応インタフェースが組み込まれているため、車内で安全に通話できます。
使いやすいディスプレイで操作が簡単
システムには、操作しやすいキー、中央部に調整用つまみがついた6.5インチのタッチパネル式ディスプレイが装備されており、操作を直感的に行えるようになっています。このシステムの特徴的な機能は、デュアルモード操作です。いくつかの主要な機能を除き、RNS 315 CNは調整つまみとまったく同じようにタッチパネルで簡単に操作できます。車両の搭載機能にかかわらず、ステアリングホイールから音量調整、曲の選択、電話操作を行えます。
インフォテインメントシステムはカラーディスプレイを採用しており、非常に見やすく、ラジオ局の選択、曲の選択、ナビゲーションマップ、電話帳、エアーコンディショニングといった画面メニューもわかりやすくなっています。
「パンモード」の場合、画面に触れるだけで非常に簡単にマップをスクロールできるため、ルートや周辺の情報をすばやく把握することができます。ルートガイダンスでは、RNS 315 CN無線ナビゲーションシステムによる推奨ルートが、矢印でインストルメントパネル中央とドライバーの視界に直接表示されます。
経済的なルートで燃費を削減
このシステムのルート計算では、最速最短ルートに加え、最も経済的なルートも提示されます。この場合、目的地までの燃費が最も低い、つまりCO2排出量を最も低減できるルートが表示されます。画面に表示されるマップは2D表示または3D俯瞰表示から選択でき、目的地は住所入力、施設・スポット情報(POI)から選択するか、マップに直接マークして設定できます。
また、50件のお気に入り、または保存された最新の50件の目的地を表示し、そこから選択できるようになっています。RNS 315 CNでは、専用メモリに中国語で目的地を保存することもできます。
ルートガイダンス時には、近くのガソリンスタンドや駐車場を距離、方向と一緒に表示させることもできます。さらに、カテゴリから選択するだけでなく、キーボードから自由にテキストを入力して施設・ポイント情報(POI)を検索し、直接選択することも可能です。こうしたPOIには、空港、病院、レストラン、ホテル、観光スポットといった目的地があります。
SDカードを利用すれば、個人で調べた施設・ポイント情報を追加し、POIの選択肢を増やすことができます。また、ドライブ中にお気に入りの目的地を見逃してしまわないよう、必要に応じてアラーム音を設定し、RNS 315 CNにそのポイントを表示させることもできます。ナビゲーションデータはSDカードにも保存できるため、標準装備のCDドライブはいつでも音楽の再生に利用できます。
アシスタンスシステムで安全性が向上
交差点の自動ズーム機能、レーン・アシスタント、高速レーン推奨機能といったさまざまな機能が、ドライバーの運転をサポートします。レーン推奨機能の場合、複合交差点や高速出口で最適なレーン情報を表示させ、レーンをさらに的確に選択できるようになりますし、高速道路で3Dの高速入口ガイダンスを利用すると、全体をよく把握できます。
車両に搭載されている機能によっては、さらに豊富な機能が用意されています。例えばオプションの後退カメラを装備すれば、画面に随時車両後方を写し出し、駐車での後退時などに役立ちます。
最高レベルの受信性能を誇るツインチューナー
RNS 315 CNのツインチューナーは、その優れたコンセプト、最新のMP3テクノロジーと接続オプションにより、すばらしいオーディオ体験を実現します。このチューナーには、画期的なADR2チップセット(Advanced Digital Receiver)が組み込まれており、マルチパス干渉をほぼ完全に排除できるため、これまではほとんど聞き取れなかったような遠く離れたラジオ局の電波も受信できます。
また、セカンドチューナーには、ラジオ放送会社によって伝送されるTraffic Message Channel(TMC)情報が用いられます。このTMC交通情報を受信すれば、ダイナミックナビゲーション機能で渋滞個所を避けてルートを計算することができます。ドライバーには前方の交通渋滞箇所が画像と音声で伝えられ、マップ上には渋滞の種類もカラーコードとマークで表示されます。さらに、ルートガイダンスを作動させていないときでも交通渋滞に関する通知は受信でき、これは特に日頃の通勤時などに便利です。
豊富な接続オプションで使いやすいプラグ&プレイを実現
RNS 315 CNのオーディオシステムには、幅広い接続オプションが各種用意されています。このシステムはUSBポートを装備しているため、ポータブルHDDやiPhone®とまったく同じように、ポータブルMP3プレイヤー、USBフラッシュドライブ、iPod®などを簡単に接続できるようになっています。また、RNS 315 CNの内蔵ドライブではCDのほか、MP3やWMA形式の圧縮音声ファイルを録音したディスクを再生することもできます。さらに、フロントパネルには標準的なSDカードやMMCカードといったメモリカード用スロットがもう1つ用意され、その他の音源用にAUX-In入力端子を使用できます。
Bluetooth接続で安全な通話を実現
車内で安全に通話できるよう、このシステムはBluetooth対応の携帯電話を接続し、メニューを利用して簡単に操作できます。例えばBluetoothで電話をインフォテインメントシステムに接続すると、すぐにハンズフリー機能、通話記録や電話帳などの重要な機能が自動的に使用できるようになります。また、Bluetoothオーディオストリーミング(Advanced Audio Distribution Profile – A2DP)を利用すると、無線で携帯電話からオーディオシステムにオーディオデータを送信して音楽を再生できます。電話機能の中でも特に注目すべき機能は、RNS 315 CNの音声制御機能です。この機能があれば、フォルクスワーゲンの運転時のドライバーは電話の操作を手で行う必要がないため、運転中でも安全に通話できるようになります。
Apple、iPhone、iPodは、米国およびその他の国で登録されたApple Inc.の商標です。
ボッシュ・グループ概要 The Bosch Group at a Glance
ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディング・カンパニーです。2011年度は、自動車機器テクノロジー、産業機器テクノロジー、消費財そして建築関連テクノロジーのセクターにおいての従業員数は30万人以上で、売上高は約515億ユーロです。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHおよびその 子会社 350社超と、世界の約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されています。販売、サービス代理店のネットワークを加えると、ボッシュは世界の約 150カ国で事業展開しています。この開発、製造、販売、サービスのグローバル・ネットワークが、私たちのさらなる成長の基盤です。ボッシュは2011年、研究 開発費として42億ユーロを投資し、全世界で4,100件以上もの国際特許の基礎特許(第一国出願)を出願しています。ボッシュはすべての製品とサービスにおいて革新的で有益なソリューションを提供することによって、人々の生活の質(Quality of Life)を向上させ、循環型の持続的環境社会(Sustainable society)の創出に寄与していきます。
ボッシュの起源は、1886 年に創業者ロバート・ボッシュ (1861~1942)がシュトゥットガルトに設立した「精密機械と電気技術作業場」に遡ります。ロバート・ボッシュGmbHの独自の株主構造は、ボッ シュ・グループの財務上の独立性と企業としての自立性を保証するものです。「株主(利益配当)」と「経営(議決権)」が完全に分離した、この企業形態に よって、ボッシュは長期的な視野に立った経営を行い、将来の成長を確保する重要な先行投資を積極的に行うことができるのです。ロバート・ボッシュGmbHの株式の大半は非営利組織である公益法人「ロバート・ボッシュ財団」(持株比率92%、議決権なし)が保有しています。議決権 の大半は、株主の事業機能実行機関である共同経営者会「ロバート・ボッシュ工業信託合資会社」(議決権 93%)が保有しています。残りの株式と議決権は創業家であるボッシュ家(持株比率 7%、議決権 7%)とロバート・ボッシュGmbH(持株比率1%、議決権なし)が保有しています。
さらに詳しい情報は
www.bosch.com ボッシュ・グローバル・ウェブサイト(英文)
www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英文)
を参照してください。
このプレスリリースは2011年10月12日に Robert Bosch GmbH より発行されました。原文をご覧ください。▶
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