ハイブリッド車補機用バッテリー「TuflongHV」シリーズを発売【新神戸電機】

2012年11月26日

― アフターマーケット向けに販売開始、製品ラインアップを充実 ―

新神戸電機㈱（取締役社長：伊藤　繁、本社：東京都中央区。日立化成工業㈱子会社。以下「新神戸」）は、このたびハイブリッド車補機用バッテリーとして新シリーズ「TuflongHV」を11月下旬から販売を開始します。

近年、環境問題への意識が高まる中、地球温暖化対策としてCO₂削減が強く求められています。
また、今年10月より地球温暖化抑制対策として、石油などの化石燃料利用を対象とする環境税の導入が始まり、ガソリン代の負担が一層高まります。一方で自動車から排出されるCO₂を削減するためには燃費を向上させることが重要課題であり、国内では2015年までに（2004年度対比）23％燃費向上の目標値が経済産業省と国土交通省に設定されています。このような状況下、燃費向上に大きな効果を生むものとして、ハイブリッド車やアイドリングストップ車等の環境対応車が高い注目を浴びており、今後、飛躍的に普及が見込まれています。

ハイブリッド車には駆動用途のメインバッテリー（リチウムイオンバッテリー、ニッケル水素バッテリー等）と、補機用バッテリー（鉛蓄電池）が搭載されており、補機用バッテリーは、ハイブリッドシステムを動作させる各種コントロールユニットの起動や、ヘッドライト、エアコン、カーナビなどの電装品への電力供給とバックアップに使用され、重要な役割を担っています。

今回、ハイブリッド車の需要拡大が期待されることから、ハイブリッド車補機用バッテリー「TuflongHV」シリーズを開発し、補修用市場へ展開することにしました。

本製品の特長は、
① 室内、トランクルームへ配置されるため、補水不要の制御弁式鉛蓄電池を採用
② ガスを外部に排出する特殊排気弁構造の採用
③ 高加圧構造の採用（短側面の膨らみ防止のダイヤ状デザイン採用）
④ 持ち運びに便利なさげ手付
⑤ ロング保証（24ヵ月または3万km）

新神戸は、今後とも燃費向上、CO₂削減など環境対応車の要求に幅広く応えることができるバッテリーの開発を進めることが最大の使命と考え、引続き環境負荷低減に貢献できる製品開発を進めてまいります。