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Nexperia、電源デバイス製品ラインナップを拡充し 標準/車載規格準拠の理想ダイオードを追加

2024年8月26日

  

Nexperia、電源デバイス製品ラインナップを拡充し
標準/車載規格準拠の理想ダイオードを追加

R2P DPAKに封止された車載規格準拠のショットキー・ダイオードを発表

  

Nexperiaは拡充を続ける電源デバイス製品ラインナップに、2種類の新しい理想ダイオードIC製品を追加すると発表しました。NID5100 は標準的な産業用アプリケーションとコンシューマ向けアプリケーションに最適で、NID5100-Q100は車載アプリケーション向けに認定済みです。MOSFETベースの理想ダイオードは従来のダイオードに比べて順方向の電圧降下が大幅に低いため、電力効率が重要視されるシステムでは標準的なダイオードの代替デバイスとして最適です。

理想ダイオードのNID5100とNID5100-Q100はわずか2.1mm×1.25mm×0.95mmの小型リード付プラスチックパッケージ(TSSOP6/SOT363-2)に封止されて提供されます。優れた電気特性を持つ理想ダイオードNID5100が真価を発揮するアプリケーションの例としてはスマート・メーター、火災/防犯センサ、バッテリー駆動のウェアラブル機器、車載用テレマティクス・ユニットなどが挙げられます。

NID5100はPMOSベースの理想ダイオードであり、内部MOSFETのゲート電圧が「アノード」から「カソード」の電圧を制御し、同等の定格を持つショットキー・ダイオードの順方向電圧降下の1/8~1/10に低減されます。MOSFETベースの理想ダイオードは順方向の電圧降下が低いだけでなく、一般的なショットキー・ダイオードと比較して、逆方向のDCリーク電流を最大100分の1に低減します。

競合の理想ダイオードと異なり、NID5100は逆接保護を保持しながら複数の電源のORingををサポートし、スムーズな電力伝送のための超高速応答時間を提供します。Nexperiaの理想ダイオードが持つその他の優位点として、順方向電圧が31mV(標準)であること、最大1.5Aの順方向電流を処理できること、OR接続された電源間の自動切り替えができることなどが挙げられます。動作電圧範囲は1.2V~5.5V、消費電流は非常に少なく、3.3V VINシャットダウン電流はわずか170nA、静止電流は240nAです。Nexperiaの理想ダイオードは絶対最大定格が-6Vの逆電圧保護と出力ステータス表示(ST)機能も備えており、電源管理アプリケーションに最適な堅牢性と効率性に優れた製品です。

Nexperiaの理想ダイオードについて詳しくは、https://www.nexperia.com/をご覧ください。

  

Nexperiaについて
オランダに本社を置くNexperiaはヨーロッパの豊かな歴史を持ち、欧州、アジア、米国で15,000人以上の従業員を擁するグローバル半導体企業です。Nexperiaは必要不可欠な半導体の開発・製造におけるエキスパートとして、自動車、産業からモバイル、コンシューマ向けアプリケーションまで、世界のほぼすべての電子機器の基本機能を実現する部品を提供しています。世界のお客様に向けてサービスを提供しており、製品の年間出荷台数は1,000億以上に及びます。Nexperiaの製品はプロセス、サイズ、消費電力、性能における効率性のベンチマークとして高い評価を得ています。Nexperiaは革新性、効率性、持続可能性、厳しい業界要件への対応に注力しており、そのことは充実したIPポートフォリオ、製品ラインナップの拡充、IATF16949、ISO9001、ISO14001、ISO45001規格への準拠に現れています。

  

  

  

  

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