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剛体振り子型物性試験器(RPT-3000W)の技術がISO化 液体から固体への硬化・乾燥過程を追跡!【エー・アンド・デイ】

2012年11月12日

㈱エー・アンド・デイ(社長:古川陽  本社:東京都豊島区)が所有する剛体振り子型物性試験技術(㈱エー・アンド・デイ製品RPT-3000Wが該当)が、 このたび国際標準規格ISO 12013-1 、ISO 12013-2に採択されました。

本技術は、剛体振り子の自由減衰振動を利用して、基材上に塗られた溶液から固体への硬化・乾燥過程を時間の経過とともに追跡することにより、その物性や粘性情報を評価するもので 、化粧品や食品から自動車、コンクリートまで、材料の開発、改良、品質管理、ライン設計、トラブル対策など広範囲に使用が可能です。すでに、自動車塗装、建築材料、電子関係材料や爪、肌、毛髪に塗られる材料の安定性や使用感、布の風合い、紙やフィルムやプラスチックの物性、食品等の官能性機能の定量的評価、電池関連材料の物性評価など多くの用途に用いられています。
ISOは、一般に使用されて普及し、それなりに時間を経過した技術・規格が「標準」とされることが原則ですが、RPT-3000Wは他に類似の製品・技術がない独創的なものでありながら、応用の広さ、特性値の有効性が理解された稀有な例といえます。
エー・アンド・デイは、今後この技術がより広い分野で理解され、活用されることで、各種産業の発展に寄与できるよう努めてまいります。

用途(評価、試験)

塗料・接着剤 : 硬化温度と硬化時間、硬化剤の効果、塗装ラインの設計データ、付着製、歪性等
化粧品・医薬品 : マニキュア・マスカラなどの乾燥性・表面物性、パック剤の弾性・粘着性等
食品 : ゼラチンや寒天等のゲル化特性、官能性機能の定量的評価等
繊維 : 繊維の物性、布の風合い等
プラスチック : 表面物性、フィルムの物性、ハードコートの硬化・表面/内部の物性
印刷 : 被印刷物上でのインキの物性、インキの乾燥性、ローラーへの転写性
電子・電気 : 電池関連物性、光ファイバー、導電ペースト物性、ハンダの溶融・固化
その他 : コンクリート・アスファルト等の物性


規格の内容 : 剛体振り子による塗料と塗膜の物性測定方法
ISO 12013-1 : 塗料の硬化開始温度の測定方法
ISO 12013-2 : 塗膜の熱的性質(Tg、硬度)の測定方法

http://www.iso.org/iso/home/store/catalogue_tc/catalogue_detail.htm?csnumber=51147
http://www.iso.org/iso/home/store/catalogue_tc/catalogue_detail.htm?csnumber=51148


補足説明 測定原理



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