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「ENDLESS・ADVAN・380RS-C」がシリーズタイトルを獲得 ~ スーパー耐久シリーズ第6戦 レースレポート ~【日産自動車】

2012年11月12日

11月10~11日 オートポリス(大分県)
スーパー耐久シリーズ(S耐)の最終戦となる第6戦がオートポリスで開催され、ST1クラスに参戦している#3「ENDLESS・ADVAN・380RS-C」(峰尾恭輔/谷口行規/高木真一)がクラス優勝を飾り、シリーズチャンピオンを獲得しました。



スーパー耐久シリーズの開催は、今回が初となるオートポリスですが、決勝日は朝から雨と霧で、朝のウォームアップ走行がキャンセルとなりました。2時間に短縮となった決勝レースもセーフティカースタートで始まり、レース途中にも霧が出てきたために2度のセーフティカー導入、さらに残り30分を切ったところでコンディション悪化により赤旗中断、そのまま終了となりました。

#3 Zは予選でポールポジションを獲得。ポールポジションに与えられるシリーズポイントでランキングトップに立つと、決勝レースでもスタートドライバーの峰尾、レース後半を担当した高木がミスのない走りでトップを守りきりました。

ST3クラスは、チャンピオン争いに残っていた#34「assetテクノZ34」(佐々木雅弘/前嶋秀司)が一時クラストップに立ちましたが、セーフティカー導入のタイミングとルーティンのピット作業タイミングが合わず後退することになり、クラス3位でチェッカー。惜しくもタイトル獲得はなりませんでした。#15「岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34」(長島正明/田中徹/田中哲也)が予選6番手から2位表彰台を獲得し、フェアレディZが表彰台のうち2つを占めました。

GT3クラスの#24 「スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R」(藤井誠暢/GAMISAN/M.キム)は、練習走行でトップタイムを記録しレースに向けて好調な仕上がりを見せていましたが、マシンにトラブルが発生し、決勝レースは最後尾からのスタートとなりました。決勝レースは一時クラストップまで順位を上げましたが、2度目のピットストップを終えたタイミングで赤旗終了となり、最終的には3位表彰台となりました。
ドライバーの藤井誠暢は、「練習走行でのクルマの仕上がりがとても良かったので、結果はとても残念です。しかしチームとしては今年1年目のプロジェクトで、初年度のクルマで優勝も経験できたし、いい1年になったと思います。学生にとってもすごく財産になる、意味のあるプロジェクトだったのではないでしょうか。今回は予選も決勝もイレギュラーなことが起きたレースウィークでしたが、クルマに直接触れて作業する学生が増えてきたのには驚きました。彼らの意欲が僕たちのやる気にもつながって、とてもやりがいのあるプロジェクトに参加できたなと感じています」と今シーズンのチームの活動を振り返りました。

峰尾恭輔(ST1クラス決勝優勝)
「予選でポールポジションを獲ったことでランキングトップに上がりましたが、レースでは追われる者より追うもの(相手)の方が、失うものがない分強気に出られるのだなと痛感しました。相手が早々に1回目のピット作業を終えてしまったので、僕たちは2周連続のピットイン作戦をとることになりましたが、コースに戻ってきたときは僅差になっていて、非常に紙一重の優勝でした。シーズン途中で足踏みしているような結果の時期もありましたが、チームがテストを重ねてくれて、クルマの状態が非常によくなりました。そのおかげでこうやってチャンピオンを獲得できて、本当に苦労した甲斐があったなと感じています」

<スーパー耐久シリーズ 第6戦 GT3クラス>

<スーパー耐久シリーズ 第6戦 ST-1クラス>

<スーパー耐久シリーズ 第6戦 ST-3クラス>


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