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JLRがFortescueとの複数年契約を締結 先進バッテリー・インテリジェンス・ソフトウェア「Elysia」を量産車初搭載 「RANGE ROVER」初のEV「RANGE ROVER ELECTRIC」に採用

2024年5月30日

  

JLRがFortescueとの複数年契約を締結
先進バッテリー・インテリジェンス・ソフトウェア「Elysia」を量産車初搭載
「RANGE ROVER」初のEV「RANGE ROVER ELECTRIC」に採用

  

■JLR(ジャガー・ランドローバー)は、Fortescue(フォーテスキュー)と戦略的提携をし、先進バッテリー・インテリジェンス・ソフトウェア「Elysia」をJLRのラグジュアリーな電気自動車(EV)に搭載することを発表

■「Elysia」は、JLRのラグジュアリーなEVポートフォリオ全体で、バッテリーの寿命、安全性、性能全体を向上させるよう設計

■お客様にEVの充電時間の短縮と、パフォーマンスの向上というメリットを提供

■Fortescueの革新的なソフトウェアを採用する自動車業界初の量産車は「RANGE ROVER ELECTRIC」で、「RANGE ROVER」初のEVであり、今年後半に発表予定

■今回の提携は、JLRにおける電動化に向けた取り組みと、2039年までにカーボンネットゼロを達成するというコミットメントの実現をサポート

2024年5月21日、英国ゲイドン発:JLRは、Fortescueの先進バッテリー・インテリジェンス・ソフトウェア「Elysia」を次世代EVに採用する複数年契約を締結しました。このソフトウェアは、バッテリーの寿命、安全性、性能を向上させ、JLRのラグジュアリーカーの強化に貢献します。

今年後半に発表予定の新型「RANGE ROVER ELECTRIC」を筆頭に、「Elysia」ソフトウェアは、将来のすべてのJLRのEVモデルをモニターすることになります。これにより、充電時間の短縮、信頼性の向上、航続距離の延長などが実現し、お客様により良い所有体験を提供できるようになります。

バッテリーの状態をモニターすることで、EVに搭載されているバッテリーのセカンドライフ用途への移行を容易にし、サステナビリティ(持続可能性)の実現に寄与します。

Fortescueの革新的なソフトウェアは、物理学に基づいたデジタルツインと確率的人工知能を使用してバッテリーの問題を特定・解決することにより、バッテリーのパフォーマンスと安全性を最適化します。

今回の提携は、2030年までにすべてのブランドにEVモデルをラインアップし、2039年までにカーボンネットゼロを達成するというJLRの「REIMAGINE」戦略に基づいたものです。Fortescueは、2030年までに事業活動からの排出量をゼロにすること(スコープ1および2)や、独自の野心的な脱炭素化目標を掲げています。

JLRのプロダクト・エンジニアリング担当エグゼクティブ・ディレクターであるトーマス・ミューラーは、次のように述べています。「Fortescueのテクノロジーにより、JLRは2030年までに車両ポートフォリオ全体にEVモデルをラインアップする上で不可欠なデータ分析を、これまで以上に詳細に実施することが可能になります。業界が電動化に向けて移行するなか、バッテリーの安全性、性能、寿命をさらに向上させるためには、このような協力関係が極めて重要なのです。」

Fortescue最高経営責任者(CEO)のマーク・ハッチンソン氏は次のように述べています。「今回の提携は、最先端のイノベーションとエンジニアリングの融合といえます。JLRは、Fortescueの革新的なバッテリー・インテリジェンス・ソフトウェアを通じて、バッテリーデータをこれまでにない方法で分析し、現実世界で製品をモニターする画期的な方法を導入することで、すべての製品がブランドの非常に高い基準を満たすようになります。両社がモータースポーツから学んだ教訓とイノベーションは量産車のバッテリーシステムの管理に適用され、これにより、JLRのお客様に最先端のテクノロジーによる優れたEVパフォーマンスを提供する未来が現実のものとなるでしょう。」

この戦略的提携により、JLRはバッテリーの状態について詳細な知識を得て、ソフトウェアのアップデートを通じてパフォーマンスを向上させるための具体的な提案ができるようになります。

また、今回のような提携はJLRの「REIMAGINE」戦略の鍵となるもので、2023年12月、JLRはTata Communicationsと提携し、128のグローバル・サイトを高度なデジタル機能で接続して、JLRのモダンラグジュアリーおよびサステナビリティに関するビジョンをサポートしています。

※本プレスリリースはジャガー・ランドローバーが2024 年5月21日(現地時間)に発表したプレスリリースの抄訳です。

以上

  

エディターズ・ノート

JLRについて
JLRの「REIMAGINE」戦略は、デザインによるモダンラグジュアリーというサステナビリティに富んだビジョンを実現することを目標としています。

2039年までにサプライチェーン、製品、オペレーションのすべてを通じて排出ガス量実質ゼロという目標に向け、JLRは事業の変革に取り組んでいます。承認された科学的根拠に基づく目標を通じて、2030年までに事業とバリューチェーン全体で排出量を削減するためのロードマップを策定しました。この戦略の中核をなすのは、電動化です。10年以内に、「RANGE ROVER」、「DISCOVERY」、「DEFENDER」 の3つのファミリーにそれぞれフルバッテリー電気自動車(BEV)を取り揃え、ジャガーは、全ての車種がBEVとなります。

JLRは英国を拠点とする企業であり、英国に2つの主要なデザインおよびエンジニアリング拠点、3つの車両製造工場、エンジン・マニュファクチャリング・センター、バッテリー・アッセンブリー・センターを有しています。さらに中国、ブラジル、インド、オーストリア、スロバキアにも車両製造工場を展開、7つのテクノロジー拠点を有します。

JLRはタタ・サンズ傘下のタタ・モーターズ・リミテッドの100%子会社です。

  

◆お問い合わせ先◆
ジャガーコール(フリーダイヤル)0120-050-689(9:00-18:00、土日祝日を除く)
ランドローバーコール(フリーダイヤル)0120-18-5568(9:00-18:00、土日祝日を除く)

  

  

  

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