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エレクトロビットのオープンソースにおける新機軸がソフトウェア定義型モビリティへの移行を加速

2024年4月23日

  

エレクトロビットのオープンソースにおける新機軸が
ソフトウェア定義型モビリティへの移行を加速

ライフサイクルメンテナンスを含む、業界初の機能安全アプリケーション向けオープンソースベースの
車載OSソリューションEB corbos Linux for Safety Applicationsの提供を開始

  

ドイツ、エアランゲン、2024年4月23日エレクトロビット は本日、 EB corbos Linux for Safety Applications を発表しました。これは自動車の機能安全規格への準拠が評価された世界初のオープンソースオペレーティングシステム(OS)ソリューションです。

この画期的なソリューションは、ISO 26262 ASIL BとIEC 61508 SIL 2の2つの安全規格に基づくSEooC(Safety Element out of Context)に対して肯定的な技術評価を受けています。フリーオープンソースソフトウェア(FOSS)は、他のハイテク産業では長らく標準となってきましたが、自動車産業においては、これまで業界の厳しい安全要件によって制限されてきました。EB corbos Linux for Safety Applicationsにより、自動車メーカーやサプライヤーは、ADASや自動運転車向けのアプリケーションなど、安全関連のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)機能の領域で、初めてLinuxを利用できるようになります。また、これは汎用性の高いソリューションであるため、医療、機械工学、エネルギーなど様々な安全関連領域でも活用することができます。

EB corbos Linux for Safety Applicationsのもうひとつの特長は、製品のライフタイムにわたってセキュリティを確保するため、最大15年間のメンテナンスが含まれていることです。このソリューションのさらなるメリットは、オープンソースによって開発サイクルが早くなり、市場投入までの時間が最大50%短縮し、大幅なコスト削減が実現できることです。オープンソースは、その固有の透明性、柔軟性、セキュリティによって、プロプライエタリなソフトウェアとは一線を画しています。

「これは自動車のソフトウェアにとって革命的な進歩であり、業界の多くの企業がこの目標に向かって取り組んできました。エレクトロビットが、セーフティクリティカルな機能のソフトウェア開発とメンテナンスを、世界的に認められた規格のレベルにまで引き上げることに初めて成功したことを誇りに思います」 と、エレクトロビットの最高製品責任者兼マネージングディレクター、Mike Robertsonは述べています。「クルマのユーザーは、多くのSDVが早く登場し、そして進化していくのを目の当たりにするでしょう。自動車メーカーは迅速かつ費用対効果の高いOTA(Over-the-air)でアップデートを提供できるようになり、ユーザーはスマートフォンと同じように、クルマでもライフサイクルにわたってアップデートを受け取ることができるのです。ソフトウェア定義型モビリティの未来がここにあります」

Arm、Canonicalなどの先進のテクノロジー企業は、ソフトウェア定義型モビリティへの変革を加速するためにエレクトロビットと協力しており、この発表を歓迎しています。

「自動車業界は、高度なドライバーエクスペリエンス、電動化、自動運転により、より多くのコンピューティング、ソフトウェア、AIの必要性が高まるという大きな転換期を迎えています」と、Armの上級副社長兼自動車事業担当ゼネラルマネージャーのDipti Vachani氏は語ります。「モビリティ分野において安全は交渉の余地のないものであり、安全評価済みのオープンソースソフトウェアソリューションを実現するためにエレクトロビットと協力しているArmおよび他の業界関係者にとって、SDVの開発における重要な節目を迎えました」

また、Canonical自動車部門責任者Bertrand Boisseau 氏は次のように述べています。「私たちは、セーフティ クリティカルな要件とオープンソースソフトウェアの架け橋となるエレクトロビットの画期的な取り組みに貢献できることをうれしく思います。Ubuntuを活用したEB corbos Linux for Safety Applicationsの発表は、SDVの分野における大きな進歩を意味します。この革新的なソリューションは、より安全で信頼性の高い車両の開発の道を切り拓き、自動車産業の発展を促進します」

EB corbos Linux for Safety Applicationsは、世界中のプロジェクトで利用できるようになりました。詳細については、 https://www.elektrobit.com/jp/products/ecu/eb-corbos/linux-for-safety-applications をご覧ください。4月26日に開催されるオンライン発表イベントにもご参加いただけます(登録は こちら )。また、Auto China(北京モーターショー:4月25日~5月4日)のエレクトロビットブース#W1-W10では、デモンストレーションをご覧いただけます。

  

エレクトロビットについて
エレクトロビットは、先進の自動車業界向け組み込み/コネクテッドソフトウェア製品・サービスをグローバルに提供する自動車用ソフトウェアのリーディングカンパニーです。エレクトロビットは、過去35年以上、自動車業界向けインフラストラクチャソフトウェアやコネクティビティ、セキュリティ、自動運転、関連ツール、ユーザーエクスペリエンスの分野で柔軟かつ革新的なソリューションを提供してきました。弊社のソフトウェアは、既に6億台以上の車両に50億以上のデバイスで採用されています。エレクトロビットは、コンチネンタルの完全子会社であり独立事業会社です。

詳細はelektrobit.com/jpをご覧ください。

  

お問合せ先:
エレクトロビット日本株式会社
小倉 万紀
マーケティングマネージャー日本担当
電話:050-4560-3756
Eメール: Maki.Ogura@elektrobit.com

  

  

  

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