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マレーシア販売会社が30周年記念式典を開催【トヨタ自動車】

2012年11月7日

トヨタ自動車㈱(以下、トヨタ)のマレーシアにおける車両販売会社、UMWトヨタ自動車㈱ (UMW Toyota Motor Sdn. Bhd.以下、UMWT)は設立30周年を記念し、11月7日記念式典を行った。

式典にはマレーシアのジャコブ・ドゥンガウ・サガン経済産業副大臣を来賓に迎え、トヨタの布野副社長、UMWTのイスメット スキ社長など関係者らが出席。布野副社長は「UMWT設立30周年を迎え、改めてお客様をはじめ関係者の方々に感謝の意を伝えたい。トヨタグループが一体となり、今後も安定した経済成長が期待できるマレーシアにおいて自動車産業の更なる発展に貢献したい。」と語った。

トヨタはマレーシアにおいて1982年、同国のUnited Motor Works(UMW)」と合弁で、販売会社Sejati Motor Sdn. Bhd.を設立(1987年、社名をUMWTに変更)。当時3万台程度だった年間販売台数は、2003年にVios、2005年にハイラックスなどIMVシリーズといった人気車種の導入を経て、近年では9万台程度が販売されている。昨年の乗用車総市場で販売シェアは約15%で、国民車(プロトン、プロドゥア)以外のメーカーではトップとなっている。

一方、生産についてはトヨタはAssembly Services Sdn. Bhd.(以下、ASSB)で1968年にランドクルーザーの生産を開始。その後カローラやIMVシリーズなどを生産し、2000年には累計生産50万台、2011年には100万台を達成した。

また、11月8日、トヨタが社会貢献活動としてアジア各国で音楽文化の振興に貢献することを 目的に1990年より開催しているクラシックコンサート・ツアー「トヨタクラシックス」が同国で実施される。UMWTは、同社設立30周年事業および「ルック イースト政策」*130周年記念事業としてプリウスを日マ国際工科院に、本チケットの売上金及びハイエースを地元の社会福祉団体などに寄付する。

トヨタは、昨年3月に公表した「グローバルビジョン」において、新興国の活動を強化していくことを表明した通り、今後も、マレーシアで「お客様の期待を上回るクルマづくり」を行い、お客様の笑顔をひろげていくとともに、マレーシアの経済、社会に貢献していく。

*1 日本等に労働倫理、経済哲学や成功経験を学び、マレーシア社会と経済の発展を目指す構想に基づく政策

<ご参考>UMWT・ASSB概要

会社名 UMW Toyota Motor Sdn. Bhd.(UMWトヨタ自動車㈱)
社長 イスメット スキ
事業内容 車両/部品の輸出入および販売
主な販売車種 ヴィオス、ハイラックス、カムリ、アバンザ、カローラ、ハイエース、プリウス、イノーバ、レクサスブランド車など
11年販売実績 約8.9万台
株主構成 UMW Holdings(51%)、トヨタ自動車(39%)、豊田通商 (10%)
従業員数 約3,500名(2012年10月現在)
会社名 Assembly Services Sdn. Bhd.
工場長 大前 英喜
事業内容 車両の製造
生産車種 ヴィオス、ハイラックス、カムリ、フォーチュナー、イノーバ、ハイエース
生産能力 6.7万台/年 2直定時
11年生産実績 約5.9万台
株主構成 UMWT 100%
従業員数 約2,900名(2012年10月現在)

 

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