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産業廃棄物であるウニ殻を活用した機能性材料の開発に着手【河西工業】
2024年5月14日
産業廃棄物であるウニ殻を活用した機能性材料の開発に着手
河西工業株式会社(本社:神奈川県高座郡寒川町、代表取締役社長 社長役員 半谷 勝二)は、産業
廃棄物を活用した機能性材料開発をおこなっております。
当社は、河西サステナビリティ方針に基づいて、カーボンニュートラルに貢献できる材料として、産業
廃棄物となっているウニ殻を利用した機能性フィラーの開発を進めております。
現在世界中の沿岸地域においてウニの大量発生による海の砂漠化と呼ばれる「磯焼け」が起こってい
ます。このウニを捕獲・畜養する活動が各地で行われており、陸上の3~6倍のCO2吸収が見込める藻
場の回復が促進されています。一方で畜養されたウニは食用となりますが、殻は産業廃棄物として焼
却処分されています。当社はウニ殻が多孔質構造を持っていることに着目し、材料化に取り組んでおり
ます。
ウニ殻由来機能性フィラー「ウニライトTM」に期待できる効果
・鉱産物炭酸カルシウムのような補強効果に加え,多孔構造を持つバイオミネラルを
フィラーとして活用しVOC吸着効果や消臭効果を発揮することが期待できます。
・増量材として使用することで、石油由来樹脂の使用量を削減できます。
作製されたウニ殻由来機能性フィラーは、従来設備による樹脂へのコンパウンドおよび
成形が可能です。粉体のまま消臭剤としての使用も検討をしております。
開発内容は「人とくるまのテクノロジー展 2024」および同時開催の
「公益社団法人自動車技術会 2024春季大会」にて発表予定です。
※本開発はウニノミクス株式会社、長瀬産業株式会社にご協力いただいております。
【本件に関するお問い合わせ】
お問い合わせ | 河西工業株式会社 (kasai.co.jp)
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