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ニフコ独自のNV低減技術を用いた遮蔽板 量産開始【ニフコ】
2024年2月1日
ニフコ独自のNV低減技術を用いた遮蔽板 量産開始
株式会社ニフコ(本社:神奈川県横須賀市、代表取締役社長:柴尾雅春、以下「ニフコ」)は、このたびニフコ独自のNV*低減技術を用い、遮音・吸音性能を飛躍的に向上させたリア(後部)遮蔽板を開発し、トヨタ自動車株式会社(以下「トヨタ自動車」)向けに量産を開始いたしました。
*NV:車内で発生し、車内の乗員が感じる 騒音(ノイズ)、振動(バイブレーション)の総称。
リア遮蔽板とは、車両後方のバンパーとボディ(サイドメンバー)の間に取り付けられる部品です。ベントダクト及びその周辺から車室内に侵入するロードノイズを低減させる効果があります。
昨今EV車の拡大に伴い、これまでエンジン音で隠されていた様々なノイズが乗員の不快感につながることから、これまで以上に、ノイズの低減と車室内の静粛性確保が求められており、NVを低減する機能を付与した部品の開発が重要になっています。
このたびニフコが量産を開始したリア遮蔽板は、独自の波型形状を採用したことにより、特定の周波数帯のノイズを遮音・吸音し、車室内への透過音を低減します。これにより静粛性を向上し、より快適な車室空間づくりに貢献します。
本製品は、トヨタ自動車の新型LEXUS RXに搭載されており、同社の「RXプロジェクト表彰 CE(チーフエンジニア)賞」を受賞しております。
<製品・技術の特長>
・特定の共振周波数を持った独自の波型形状により、狙った周波数のノイズを遮音・吸音する遮蔽板
(既存品比40%削減) *トヨタ自動車と共願にて特許出願中
・車両の官能試験要求にも応える、二フコ独自の音響解析技術とその結果をカタチにする技術
・遮蔽板自体に遮音・吸音機能を持たせることによる、部品点数削減とコスト低減の実現
二フコは、「小さな気づきと技術をつなぎ、心地よい生活と持続可能な社会を創造する」 というパーパスを実現するため、今後もお客様の課題に真摯に向き合い、環境・安全・快適に繋がる様々な製品の実現に貢献してまいります。
以上
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