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フランジ型ゆるみ止めボルト「カップボルトTM」をリリース【日東精工】
2024年1月15日
カップ形状による弾性力で高いゆるみ止め効果を発揮
フランジ型ゆるみ止めボルト「カップボルトTM」をリリース
日東精工株式会社(本社:京都府綾部市井倉町梅ヶ畑20番地、代表取締役社長:荒賀 誠、東証プライム、https:www.nittoseiko.co.jp/)は、ばね座金と平座金を組込んだボルトからの置き換えを可能とするフランジ型ゆるみ止めボルト「カップボルトTM」をリリースしました。
この高いゆるみ止め効果を発揮する新製品「カップボルトTM」は、現在特許出願中です。 また、本製品は、製造元である株式会社協栄製作所(当社グループ会社)と当社の双方で販売いたします。小径ねじから太物ボルトに至る製品ラインアップの拡張はグループ化によるシナジー効果を具現化したものであり、これからも締結部品総合メーカの強みを活かしたモノづくりを展開してまいります。 |
カップ形状のフランジ部がばね座金・平座金に代わるゆるみ止め効果を発揮!
部品点数を削減して「軽量化」&「コスト低減」を実現
従来のゆるみ止めボルトは、ばね座金と平座金をボルトに組み合わせて用いるものが一般的でした。
新製品「カップボルトTM」は、頭部に一体成形されたフランジ部の座面が、首元から外周に向かうテーパー状のアンダーカット部と、このアンダーカット部に連なって最外周部に位置する平面部とから成るカップ形状になっています。締結時には、ここが弾性変形してばね座金のように作用するため、ばね座金・平座金を用いなくても強固なゆるみ止め効果が得られます。また、この部品点数の削減により、従来比約18%の軽量化(*当社調べM10×40を想定)も実現します。 |
カップ形状による弾性力で振動・ヒートサイクルによる相手材の変形を吸収!
高いゆるみ止めを実現
新製品「カップボルトTM」は、フランジ部の弾性により相手材の変形をある程度吸収できるため、振動やヒートサイクルの影響を受ける環境下でも高いゆるみ止め効果を発揮します。また、フランジ部がカップ形状であるため、締結時には常にフランジ部外周の平面部から被締結物に接地することになります。このため、一般的なフランジボルトや座金付きボルトに比べて締結時の摩擦抵抗やトルク-軸力の関係が安定し、高いゆるみ止め効果が得られます。
製品サイズ・材質など
サイズ :M8~M16
材質 :鉄
製造元:㈱協栄製作所(当社グループ企業)
*ねじ込み試験のご依頼などもお気軽にご相談ください。
*M8未満のサイズ(φ3~6)は、「カップスクリュー®」(製造元:日東精工株式会社)として同形状の製品を提供しています。
今後の展開
各種展示会に出品してご紹介していく予定です。サンプル、試作等のご相談は当社販売担当までお願いいたします。
(1)販売開始日:2024年2月1日
(2)販売目標 :2024年度に日東精工グループ月産20万本
(3)販売業界 :建築・自動車・建機関連
製造元の紹介
株式会社協栄製作所
1946年創業以来、”ねじづくり一筋” に歩み、 【安全と品質は我社の命】をモットーに常に新しいものに積極的に取組む企業です。 『社会で愛され貢献する』という企業理念の下、 『お客様に常に満足して頂ける製品を経済的に生産し供給する』を品質方針に”愛されるネジの協栄” として、お客様と社会に貢献致します。 【事業内容】 住宅用、自動車用、建設機材用、締結部品(ねじ.ボルトその他)の製造・販売 【所在地】 〒637-0014 奈良県五條市住川町1387 テクノパーク・なら内(本社事業所・本社工場) 〒347-0017 埼玉県加須市南篠崎1-1 (加須工業団地)(埼玉工場) 【代表者】 代表取締役社長 温井 直美 |
製品カタログ
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