ニュース
モーターコア生産体制の増強(長野工場拡張)について【黒田精工】
2023年12月28日
モーターコア生産体制の増強(長野工場拡張)について
当社長野工場(所在地:長野県北安曇郡池田町)に建設していた新工場棟(第8工場)及び倉庫棟が完成し、12月13日(水)に竣工式を執り行いました。
この新工場棟においては、電動自動車の駆動用・発電用モーターコアの量産及びモーターコアに磁石を挿入し樹脂により固着する工程(MAGPREX®)を実施します。300トン大型高速プレスとMAGPREX®ラインを設置し、現在需要が急拡大している電動自動車用高効率モーターコアの量産プロセス確立のためのマザー工場という位置づけです。新工場で生産したモーターコアをお客様にお届けするとともに、ここで確立したプロセスを国内外の提携先を含めたモーターコア量産工場に展開し、グローバルな生産体制の拡充につなげます。
竣工式では当社代表取締役社長黒田浩史が主催者挨拶を行い、「この工場の建設は、経済産業省の『サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金』の採択事業となっています。当社が開発した独自技術を活用して、日本国内で世界最先端の製品を作るという当社のプロジェクトの戦略的意義を高く評価して頂いてのことと大変嬉しく思っております。この新工場から生み出される最先端の電動自動車向けモーターコア及びモーターコア金型システムを世界中にお届けして、脱炭素社会の実現に貢献していきます。」と意気込みを述べました。
長野工場においては、この第8工場の完成に合わせて現在レイアウトの大幅見直しや加工機械の増強等を進めており、今後は更なる大型高速プレスの増設も検討しています。一連の設備投資により、電動自動車用モーターコア金型の生産能力を2025年までに2023年対比で2.5倍とする計画です。
なお、当社は2050年までにカーボンニュートラルを実現するという目標を立てています。この計画に則り、今回建設した工場棟・倉庫棟及びその他一部の工場棟の屋根に合計でパネル容量468kW、年間発電量520MWhの能力を持つ太陽光パネルを設置し、当社のCO2排出削減への取り組みを着実に進めて行きます。
【新工場棟及び倉庫棟の概要】
所在地 :長野県北安曇郡池田町大字池田2081-1
初期投資額 :16.5億円(土地、建物及び附属設備、機械設備等)
工場及び倉庫面積 :約2,100㎡
生産品目 :電動自動車向け駆動用・発電用モーターコア
【本件に関するお問合せ先】
黒田精工株式会社 経営企画部 TEL 044-555-3861
新工場棟の外観 |
竣工式テープカット |
黒田精工株式会社 ホームページはこちら