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<FIM世界ラリーレイド選手権> リッキー・ブラベック選手がダカールラリー2024で2度目の総合優勝【本田技研工業】
2024年1月20日
				
				
				
				<FIM世界ラリーレイド選手権> 
リッキー・ブラベック選手がダカールラリー2024で2度目の総合優勝
				
				
				
				
サウジアラビアで開催されていたFIM※世界ラリーレイド選手権の開幕戦 ダカールラリー2024が1月19日(金)の最終第12ステージで終了し、ワークスマシン「CRF450 RALLY」に乗る、Monster Energy Honda Team(モンスター・エナジー・ホンダ・チーム)のリッキー・ブラベック選手(米国、32歳)が、2020年以来自身2度目となる二輪車部門の総合優勝を果たしました。Hondaのダカールラリーでの優勝は、2021年以来3年ぶりです。
※FIMとは、Fédération Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
|   リッキー・ブラベック選手 |   リッキー・ブラベック選手とCRF450 RALLY | 
 ブラベック選手は、2016年からTeam HRC(現在のMonster Energy Honda Team)よりダカールラリーに参戦しています。今年のダカールラリー2024では、第6ステージで総合首位に立つと、その後のステージでも堅実な走りで総合首位を守り続け、2位と10分53秒差をつけ自身2度目となる総合優勝を飾りました。
				
 なおエイドリアン・ヴァン・ベバレン選手(フランス、33歳)が3位、ホセ・イグナシオ・コルネホ選手(チリ、29歳)が6位、Monster Energy Honda Teamはトップ10に3名のライダーを送り込みました。
				
1979年より開催されているダカールラリーは、「世界一過酷なモータースポーツ競技」と言われており、今年で46回目になります。Hondaは1981年のパリ・ダカールラリー第3回大会から参戦。1986年にNXR750で優勝するとその後1989年まで4連覇を果たしました。1990年からは参戦を休止した後、2013年、当時は南米で開催されていたダカールラリーにCRF450 RALLYで復帰。開催地を南米からサウジアラビアに移した、2020年に復帰後初の総合優勝を獲得し2021年には連覇を果たしています。
■ Hondaの中国における四輪車 年間生産能力
「今シーズンの初戦を勝利で飾ることができました。本当にタフなコースでしたし、競争相手も強豪でした。2位のロス(ロス・ブランチ選手)や自分のチームメートが、油断させてくれませんでしたが、同時に我々も他のチームにプレッシャーをかけていたと思います。全員にとって、最後まで気の抜けない戦いだったのは間違いありません。ここに無事に戻ってこれたことが本当にうれしいです。前回とは少し違って、今回はかなりタフな戦いでしたので、より多くのものを得られたような気がします。2020年のときは、最初から大きな差がありました。今回、僕とロスは2、3秒差で3日間戦いました。全員にとってタイトなレースでした。このラリーでは10分という差は大きくありません。2日間ほど調子のいい日があり、そこでプッシュするチャンスがありましたが、第11ステージは、ロスが僕の後ろから18分遅れでスタートするので、彼に捕まったら終わりだと思っていました。ハードなステージでしたが、集中力を切らさずにゴールまで行けましたし、タイムもそれほど落としませんでしたので、自分にとってだけでなく、チームにとってもいい走りができました。2週間を通して自分もチームも素晴らしい仕事ができました。これからはゼッケン9番が僕のラッキーナンバーになると思います」
■ 株式会社ホンダ・レーシング(HRC)代表取締役社長 渡辺康治
「リッキー・ブラベック選手、優勝おめでとう。また過酷なラリーを完走しトップ10フィニッシュを果たしてくれたエイドリアン・ヴァン・ベバレン選手、ホセ・イグナシオ・コルネホ選手をはじめとした、全てのMonster Energy Honda Teamの皆さん、本当にありがとうございました。この3年間は非常に悔しい思いをしてきたものと思います。その悔しさを力に変えて優勝を奪還してくれたことは、今後のHondaやHRCにとっても、大きな糧になるものと信じています。2024年の年初から朗報を聞くことができました。この勢いで今シーズンの二輪・四輪ともに、多くのカテゴリーでタイトル獲得をしていきたいと思います。最後になりましたが、応援していただいたファンの皆様、我々の活動を支えてくださっているスポンサーの皆様に感謝申し上げます」
■ リッキー・ブラベック(Ricky Brabec)のプロフィール
生年月日:1991年4月21日(32歳)
				
出身地:米国
				
				
主な戦績
				
2016 ダカールラリー2016 総合9位
				
2017 ダカールラリー2017 参戦(ステージ優勝1回)
				
2018 ダカールラリー2018 参戦
				
2019 ダカールラリー2019 参戦(ステージ優勝1回)
				
2020 ダカールラリー2020 優勝(ステージ優勝2回)
				
2021 ダカールラリー2021 総合2位(ステージ優勝4回)
				
2022 ダカールラリー2022 総合7位
				
2023 ダカールラリー2023 参戦(ステージ優勝1回)
				
2024 ダカールラリー2024 優勝(ステージ優勝1回)
				
■ Hondaの主なダカールラリー戦績
| 年 | 最高位 | ライダー | 国籍 | マシン | 
| 1986 | 優勝 | シリル・ヌブー   | フランス   | NXR750   | 
| 1987 | 優勝 | シリル・ヌブー | フランス | NXR750 | 
| 1988 | 優勝 | エディー・オリオリ | イタリア | NXR750 | 
| 1989 | 優勝 | ジル・ラレイ | フランス | NXR750 | 
| ※1990~2012年までダカールラリー参戦休止 | ||||
| 2013 | 7位 | エルダー・ロドリゲス | ポルトガル | CRF450 RALLY | 
| 2014 | 5位 | エルダー・ロドリゲス | ポルトガル | CRF450 RALLY | 
| 2015 | 2位 | パウロ・ゴンサルヴェス | ポルトガル | CRF450 RALLY | 
| 2016 | 4位 | ケビン・ベナビデス | アルゼンチン | CRF450 RALLY | 
| 2017 | 5位 | ジョアン・バレーダ | スペイン | CRF450 RALLY | 
| 2018 | 2位 | ケビン・ベナビデス | アルゼンチン | CRF450 RALLY | 
| 2019 | 5位 | ケビン・ベナビデス | アルゼンチン | CRF450 RALLY | 
| 2020 | 優勝 | リッキー・ブラベック | 米国 | CRF450 RALLY | 
| 2021 | 優勝 | ケビン・ベナビデス | アルゼンチン | CRF450 RALLY | 
| 2022 | 2位 | パブロ・キンタニラ | チリ | CRF450 RALLY | 
| 2023 | 4位 | パブロ・キンタニラ | チリ | CRF450 RALLY | 
| 2024 | 優勝 | リッキー・ブラベック | 米国 | CRF450 RALLY | 
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