ニュース

東陽テクニカ、トーキンEMCエンジニアリングを子会社化社名を「東陽EMCエンジニアリング」へ

2024年1月9日

  

東陽テクニカ、トーキンEMCエンジニアリングを子会社化社名を
「東陽EMCエンジニアリング」へ

~EMC分野で計測ソリューションの開発、販売から校正、認証試験サービスまでさらなる事業拡大を推進~

  

株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高野 俊也(こうの としや)、以下 東陽テクニカ)は、2024年1月1日付にて、EMC試験や校正を手掛ける株式会社トーキンEMCエンジニアリング(以下 トーキンEMC)の全株式を譲り受け子会社化いたしました。また、東陽テクニカグループとしての位置づけを明確にすることを目的として、同日付けで社名を「株式会社東陽EMCエンジニアリング」に変更いたしました。
東陽テクニカは長年にわたりEMC試験における計測ソリューションを開発し、機器やシステムとして販売しております。トーキンEMCは電波無響室を設けて電子機器・通信機器の評価・認証試験を手掛けてきました。両社ともA2LAの認証も取得して精度の高い校正サービスを提供しており、今後は両社のシナジーにより、東陽テクニカの主力事業の一つであるEMC分野でのさらなる事業拡大を進めてまいります。

  


東陽EMCエンジニアリング(旧:トーキンEMCエンジニアリング) 電波無響室

  

背景/概要

EMC試験とは、電子機器が放出する電気的ノイズが他の機器へ影響を与えないこと、外部からの電気的ノイズにより電子機器の正常動作が妨害されないこと、という二つの特性を測定し評価する電磁両立性の試験です。電子機器を安心・安全に利用するためには欠かせない試験で、近年IoTデバイスの普及にともない電子機器のEMC試験は増加しています。特に自動車産業においては、電動自動車(EV)や自動運転(AD)/先進運転支援システム(ADAS)機能の開発が進むにつれ多数の車載電子機器が使われるようになり、誤動作や故障が重大な事故リスクにもなることから、EMCの重要性は高まり、試験の需要はさらに増大すると見込まれます。

東陽テクニカは、40年以上にわたりEMC事業を手掛けており、長年培った知見による自社開発の試験システムやソフトウェアにより高いマーケットシェアを維持しています。また、これらに使用する測定器の測定確度を維持するために必要な校正サービスも提供しており、精度の高い校正を実施できるISO/IEC 17025校正機関としてA2LA (米国試験所認定協会)より認定を受けております。

トーキンEMCもまた、40年近くにわたりEMC試験の受託サービス、EMC対策支援をはじめ、測定器校正、海外認証取得支援サービスなどを事業としています。情報通信機器から車載機器、医療機器など幅広い分野におけるEMC試験の受託サービスを提供しており、国内3か所に電波無響室を備えた計測センターを保有、車載製品試験用無響室も整備しています。また、当社と同じくトーキンEMCもA2LAより認定を受けた高精度な校正サービスを展開しています。

このたび、トーキンEMCを子会社化することにより、当社の主力事業の一つであるEMC分野において両社の知見・技術力を集結し、先進的なソリューション開発の推進や多様なEMC試験ニーズへの対応、認定校正サービスの受託範囲の拡大、電波無響室など施設の有効運用などにより、事業を拡大してまいります。

【 株式会社東陽EMCエンジニアリング概要 】

名称

   株式会社東陽EMCエンジニアリング
 旧:株式会社トーキンEMCエンジニアリング

所在地

東京都中央区八重洲一丁目1番6号

代表者の役職・氏名

代表取締役社長 平高 務

事業内容

・EMC測定および電磁環境測定業務

・計測器校正および技術アドバイス業務

 ・海外認証取得支援サービス業務

資本金

1億円

設立

1983年11月12日

【 国内の計測センターについて 】


所在地

登録/認定/提携など

設備

   

川崎計測センター

神奈川県川崎市

 高津区子母口398番地

VCCI登録、
A2LA認定(FCC登録)、TÜV Rheinland提携、BSMI(台湾)認可

・大型電波無響室(10m法)
・小型電波無響室

   

筑波計測センター

茨城県つくば市花島

 新田28-1

VCCI登録、
A2LA認定(FCC登録)、
TÜV Rheinland提携、BSMI(台湾)認可、
JAB認定

・10m法電波無響室

・3m法電波無響室※

・小型電波無響室※

・車載対応電波無響室

・リバブレーションチャンバー(車載対応シールドルーム兼用)

 ・シールドルーム

関西計測センター

兵庫県三田市酒井字

 宮の脇49

VCCI登録、
A2LA認定(FCC登録)、TÜV Rheinland提携、BSMI(台湾)認可

・10m法電波無響室

・小型電波無響室(EMS用)

 ・シールドルーム

※車載EMC試験対応可能

  


東陽EMCエンジニアリング(旧:トーキンEMCエンジニアリング) 電波無響室

<株式会社東陽テクニカについて>
東陽テクニカは、1953年の創立以来、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新に貢献してまいりました。その事業分野は、情報通信、自動車、エネルギー、EMC(電磁環境両立性)、海洋、ソフトウェア開発、ライフサイエンス、セキュリティなど多岐にわたります。5G通信の普及、クリーンエネルギーや自動運転車の開発などトレンド分野への最新の技術提供に加え、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力し、国内外で事業を拡大しています。最新ソリューションの提供を通して、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。
株式会社東陽テクニカ Webサイト:https://www.toyo.co.jp/

  

  

  

株式会社東陽テクニカ ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#東陽テクニカ
#2024年1月15日