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ポリカーボネート樹脂基材、モビリティ軽量化へ応用【タイロンシーアイ】

2023年9月21日

  

ポリカーボネート樹脂基材、モビリティ軽量化へ応用

  

合成樹脂製品の製造・加工・販売を行う当社は、大手Tier1メーカーおよび素材メーカーとの協業により開発した「ポリカーボネート製低炭素型フロント樹脂ウインドウ」がLexus International(以下、LEXUS)が開始するLEXUS初の水素エンジンを搭載したROV(Recreational Off highway Vehicleの略)のお客様向け体験プログラム(詳細は今秋中にLEXUSよりご案内予定)に使用されるクルマに採用されました。

近年、地球温暖化対策としてCO2削減が求められている中、走行時のCO2削減を実現するBEV・水素エンジン車などのモビリティの高効率化に向けてさらなる軽量化が求められています。フロントウインドウは一般的に車1台のうち約10kgの重量を有していることから軽量化が有効であり、ガラス比約2分の1の重量であるポリカーボネート樹脂のウインドウ化により約50%の軽量化を実現することが可能となります。

タキロンシーアイはかねてよりガラス代替樹脂の研究・開発に取り組んできており、今回、ポリカーボネートシートの製造時に発生する熱収縮性による歪みを極限まで低減し、フロントウインドウとしての視認性を確保しました。また、マスバランス方式によるバイオ由来ポリカーボネート原料を使用した上で、製造過程で発生するトリミング端材等を回収しポリカーボネート樹脂基材として再資源化するシステムを自社サプライチェーンにて構築したことにより、製造時のCO2排出量を大幅に低減しました(増加を見込むマスバランスバイオ原料の取扱いのためISCC PLUS認証を取得予定)。

タキロンシーアイは、その使命である【人と地球にやさしい未来を創造する】ために、3つのコア技術である成形加工・複合配合設計・表面機能化を強みに、カーボンニュートラル社会実現に向けてモビリティの新たな可能性を追求していきます。

  

お問い合わせ

タキロンシーアイ株式会社
〒108-6031
東京都港区港南2丁目15番1号

広報・IR室(担当:高田、武)
TEL 03-6711-3718

  

  

  

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