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「ENLITEN®」技術搭載タイヤをモータースポーツに初投入【ブリヂストン】
2023年8月29日
「ENLITEN®」技術搭載タイヤをモータースポーツに初投入
再生資源・再生可能資源比率63％のタイヤも供給し、サステナブルなモータースポーツを支援
株式会社ブリヂストンは、世界最高峰のソーラーカーレース「2023 Bridgestone World Solar Challenge（以下BWSC）※1」において、再生資源・再生可能資源比率63％の「ENLITEN®」技術搭載タイヤをモータースポーツに初めて投入します。
ブリヂストンは、モータースポーツ活動を通して、安心・安全を守り、誇りや情熱、技術開発力、生産供給力、ブランド力、人材育成を磨き上げてきました。2023年にモータースポーツ活動60周年を迎え、サステナビリティを中核に据えたグローバルモータースポーツ活動を進化させています。BWSCでは、「ENLTEN」技術搭載タイヤを主に過去最多35チーム※2に供給予定とともに、低炭素なタイヤ輸送などバリューチェーン全体において、サステナブルなモータースポーツを支えていきます。
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1. EV時代の新たなプレミアム – 商品設計基盤技術「ENLITEN」
「ENLITEN®」は、タイヤ性能を従来品対比向上させた上で、求められる複雑な性能をモビリティ、お客様ごとにカスタマイズする商品設計基盤技術です。お客様に寄り添い、タイヤへのニーズやウォンツを叶え、さらにお客様が想像もしえない新たな価値を提供し、インスパイアさせる性能を大幅に向上させ、エッジを効かせるという「究極のカスタマイズ」を実現します。 BWSCでは、太陽光による限られた電力で約3,000Kmの長距離を走り切るという過酷な条件において求められる低転がり抵抗、耐摩耗性能、軽量化に特化してカスタマイズされた「ENLITEN®」技術搭載タイヤを初投入します。参加チームがタイヤに求める声を聞き、ソーラーカーの特性などを深く理解することにより、今回供給の「ENLITEN」技術搭載タイヤを完成させています。 |
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2. 再生資源・再生可能資源比率（MCN – Material Circularity Number）63％を達成
BWSC用タイヤに求められる過酷な条件でのタイヤ性能に加えて、前回大会では30％程度だった再生資源・再生可能資源比率（MCN）を、「ENLITEN」技術搭載タイヤにおいて、63％に向上させています。 再生スチール・再生有機繊維適用補強材、再生カーボンブラック、再生ゴム薬品、再生オイル、更にクルーザークラスタイヤでは、もみ殻由来シリカ、タイヤ熱分解油由来カーボンブラックを再生資源・再生可能資源として、使用しつつ、極限条件の中でも、安心・安全を提供します。 |
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3. 低炭素なタイヤ輸送
ブリヂストンはBWSC用タイヤの輸送会社としてDHLを選定しました。DHLは2050年までにゼロエミッションを目指すロジスティクス企業として業界をリードしています。今回利用したDHLのGoGreen Plus※3ソリューションは、持続可能な船舶燃料の使用（インセット）とVERゴールドスタンダードのカーボンクレジットによる排出量の相殺（オフセット）を組み合わせることで、100％カーボンニュートラルな輸送を実現いたします。 |
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また本日、東京都小平市Bridgestone Innovation Parkにて、Bridgestone Solar Car Summit 2023を開催し、日本からの出場大学、支援企業と共に、ソーラーカー動向とBWSCの位置づけ、参加意義について、各立場、領域から説明頂きました。
【Bridgestone Solar Car Summit 2023概要】
１．タイトル：Bridgestone Solar Car Summit 2023
２．日時 ：2023年 8月29日（火）13:00〜16:00
３．開催場所：Bridgestone Innovation Park（東京都小平市）
４．登壇者 ：東海大学：木村 英樹 教授
工学院大学：濱根 洋人 教授
東レ・カーボンマジック：代表取締役社長 奥 明栄様
ブリヂストン：モータースポーツ部門長 堀尾直孝 ほか
５．内容 ：
第1部 近年のソーラーカーの動向およびBWSCの位置づけ、参加意義ついての説明
第2部 フォトセッション & 東海大学新車撮影 & 東海大学記者説明会 ＆ 走行会
東海大学 木村英樹教授のコメント：
「BWSCは、企業がもつ最新テクノロジーと学生のアイデアが結び付き、世界に先駆けてソーラーカーに搭載することで、その性能を評価する広大な実験場であると捉えています。また、企業のエンジニアの方々にもチームに参画していただき、直接指導していただくことで、将来を嘱望される学生たちを成長させる素晴らしいフィールドとなっています。このような価値のある産学連携の実践は、BWSCならではのものであり、環境関連の技術開発に大きく貢献しているといえます。」
ブリヂストン モータースポーツ部門長 堀尾直孝のコメント：
「私たちは、タイトルスポンサーとして、BWSCのようなオープンプラットフォームを通して、MCN63％のENLITEN技術搭載タイヤを開発・供給し、過酷な条件における当社のサステナブルなタイヤ技術の実証を進めると共に、グローバルかつ多様性に富んだ将来を担う若いエンジニアの挑戦を足元から支援いたします。また、低炭素のタイヤ輸送をはじめ、バリューチェーン全体においても、サステナブルなグローバルモータースポーツの発展のため、活動を強化してまいります。世界中の学生と共に持続可能なモビリティ社会に寄与する革新技術を生み出すことに挑戦し、BWSCで活躍した学生が、将来モビリティ産業でも活躍することを楽しみにしております。」
ブリヂストンは、サステナビリティを経営の中核に据え、ビジョン「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社」※4へ向けて、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を新たな形で進化させます。今後も、お客様・市場に合わせて「究極のカスタマイズ」を実現する商品設計基盤技術「ENLITEN」について、ジャパンモビリティショーなどでのご紹介、さまざまなモータースポーツ活動、新車装着用タイヤから市販用タイヤへの拡大などを推進し、顧客価値・社会価値を高めてまいります。
企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」※5で掲げる、「Energy：カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を支えることにコミットする」、「Emotion：心動かすモビリティ体験を支えることにコミットする」を具現化するモータースポーツ活動としてBWSCを位置付けており、グローバルかつ多様性に富んだ将来を担う若いエンジニアと共に、持続可能なモビリティ発展に寄与する革新技術を生み出すことに挑戦し、「走るわくわく」を提供し続けます。
※1 Bridgestone World Solar Challengeは豪州にて、10月22日～29日に開催されます。
詳しくはオフィシャルサイトご参照。
https://www.bridgestone.co.jp/bwsc/
大会主催者ホームページ
https://worldsolarchallenge.org/
※2世界最高峰ソーラーカーレース「2023 Bridgestone World Solar Challenge」を「ENLITEN®」で支える
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2023060501.html
※3DHL GoGreen Plus Solutionsホームページ
https://www.dhl.com/jp-ja/home/global-forwarding/products-and-solutions/gogreen-solutions.html
※4ブリヂストン2030年 長期戦略アスピレーション
https://www.bridgestone.co.jp/ir/library/strategy/pdf/JPN_lsa20220831.pdf
※5「Bridgestone E8 Commitment（ブリヂストンイーエイトコミットメント）」ブリヂストングループは､「2050年 サステナブルな
ソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンの実現に向けて、企業
コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を制定しました。これを未来からの信任を得ながら経営を進める軸とし、
ブリヂストンらしい「E」で始まる8つの価値（Energy、Ecology、Efficiency、Extension、Economy、Emotion、Ease、
Empowerment）を、
ブリヂストンらしい目的と手段で、従業員・社会・パートナー・お客様と共に創出し、持続可能な
社会を支えることにコミットしていきます。
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2022030101.html
本件に関するお問い合わせ先
＜報道関係＞ グローバル広報企画部 TEL：03-6836-3333
＜お客様＞ お客様相談室 TEL：0120-39-2936
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