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レーザ光でMEMS、マイクロマシンを評価 レーザドップラ振動計用 顕微鏡ユニットLV-0381/LV-0383【小野測器】
2012年10月17日
㈱小野測器(社長 小野雅道)は、レーザドップラ振動計用、顕微鏡ユニットLV-0381/三次元顕微鏡ユニットLV-0383を10月17日より受注開始しますので、下記の通りお知らせ致します。
1. 概要
顕微鏡ユニットLV-0381/三次元顕微鏡ユニットLV-0383は、微小物体の振動検出用のレーザドップラ振動計用、光学ユニットです。接触式では検出が困難なMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)や圧電素子、微小構造体、超音波駆動の振動検出を可能にします。LV-0381は1軸方向用の顕微鏡ユニットで、LV-0383三次元顕微鏡ユニットは3台のレーザドップラ振動計により、3軸方向に発生する振動を非接触で検出します。
各ユニットは同軸落射照明と倍率の違う2台のディジタルビデオカメラ(オプション)で、素早く正確なレーザ光の照射位置決めと、静止画像記録が可能です。振動周波数の解析範囲は最大100kHzで、対象に発生する振動の速度、加速度、変位の観測と各種の周波数解析が可能です。
初年度販売予定 : 15 台
販売価格 :
LV-0381 顕微鏡ユニット ¥2,500,000(税込 ¥2,625,000)
LV-0383 三次元顕微鏡ユニット ¥3,500,000(税込 ¥3,675,000)
2. 製品の特長
① 微小物体、微小領域の振動検出(LV-0381/LV-0383)
最小2.5μm(LV-0381)のレーザスポット径での振動検出が可能です。
微小物体、微小領域を高い空間分解能で検出・評価する事ができます。
② X,Y,Z、3軸方向の振動の検出(LV-0383)
0.3Hz~100kHzの3軸方向の振動検出(LV-0383)が可能です。
圧電体のせん断方向に発生する横方向の振動、超音波振動も検出可能です。
③ 2 つの視野倍率で同時観察(LV-0381/LV-0383)
1280×960サイズのCMOSディジタルカメラで正確なレーザ光の位置決めが可能です。
レーザドップラ振動計LV-1800にLV-0181位置決め用内蔵カメラ(オプション)を装着する事で、大小2つの視野倍率で対象物のモニタとレーザ光の位置決め、画像記録をスピーティに行えます。
3. 主なユーザー、これから利用が期待できる分野
デバイス・部品メーカ
MEMS、圧電素子、セラミックコンデンサ、小型VCMの計測評価
家電メーカ
家電一般の筺体振動、HDD(スライダ、ヘッド)の挙動評価
4. 主な仕様
<検出器>
対応レーザドップラ振動計 : LV-1800 / LV-1710 / LV-1720 / LV-1720A(各㈱小野測器製)
<検出光学系>
検出器マウント 各機種共通 : M22×0.5 長さ4
測定距離 LV-0381 : 使用対物レンズの焦点距離
LV-0383 : 38.9 mm(LV-0151A 10×固定)
レーザスポット径 LV-0381 : 2.5 μm(LV-0152A 20×使用時)
LV-0383 : 4.5 μm(LV-0151A 10×固定)
<対象観察装置>
CMOS カメラ : 1280 × 960 (USB2.0 出力)
照明光源 : 同軸落射式白色LED 光源
<レーザ製品の放射安全基準>
レーザ安全クラス
LV-0381 :クラス2
LV-0383 : クラス3R
<三次元光学系(LV-0383)>
挟み角 : 45°
挟み角調整 : ±1°
倒れ角調整 : ±1°
<一般使用>
質量 LV-0831 : 15 kg
LV-0383 :1 7 kg
基台 アルミ(着磁用スチールプレート装着)
サイズ : 310 mm × 300 mm
小野測器では、充実のサポート体制で製品のバックアップをいたします。
また、お客様のご要望に応じたシステム提案、アプリケーションの開発も行います。
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