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日産フォーミュラE、二人のルーキーがデビューシーズンを振り返る
2023年10月4日
日産フォーミュラE、二人のルーキーがデビューシーズンを振り返る
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、2024年1月に開幕するフォーミュラE世界選手権シーズン10への参戦に向けて準備を進めています。日産フォーミュラEチームで初めてフォーミュラEに参戦したドライバーのサッシャ フェネストラズとレースエンジニアのジョハン エイメが、デビューシーズンとなったシーズン9を振り返りました。
デビューシーズンで、最もチャレンジングだったレースは?
エイメ:「シーズン初戦となるメキシコ大会です。ルーキーの私たちにとって最も大変なレースでしたね」
フェネストラズ:「私たちが無線でどんな会話をしていたのか、もう一度聞いてみたいですね。デビュー戦だったので私はどうすればよいか全くわからない状態でした」
エイメ:「私もピットで焦っていました。フェネストラズに『エネルギーをセーブして』と無線で伝えたのですが、彼からは『どうやってセーブするんだ?』とルーキーらしい質問が返ってきて、二人してあたふたしていましたね」
フェネストラズ:「いい経験になりましたね。私は南アフリカ大会が最も印象に残っています。最終ラップで表彰台を逃し、悔しい想いをしました。限られたチャンスを最大限に生かすことがフォーミュラEでは特に重要であることを学んだレースでした」
一番嬉しかった大会は?
フェネストラズ:「ポールポジションを獲得した南アフリカ大会です。実力を示すことができたので嬉しかったです」
エイメ:「私にとってはモナコ大会です。街の雰囲気、サーキット、とにかくモナコは別格です。エンジニアの視点から見ると、南アフリカ大会はドライバーのパフォーマンスが、モナコ大会はチームワークがレースの結果に大きく影響したと感じています」
二人は日頃からどのようなコミュニケーションを心がけていますか?
エイメ:「とにかく、たくさん話すようにしています。ドライバーのフィーリングは、レースエンジニアが持っているデータよりも価値があると思っています。フェネストラズがベストを尽くせるよう、ゲームプランについて話し合うなど、レース前から互いに意見を交わすようにしています」
フェネストラズ:「レース後は、エイメと二人で録音した無線のやりとりを聞いて、当時の状況を分析しながら、どうすればもっと良いやり取りができたのかを振り返るようにしています」
エイメ:「レース中に的確なやり取りができれば、大きなアドバンテージになります。まだ完璧ではありませんが、インド大会以降、私たちのコミュニケーションはどんどん良くなってきています」
来シーズンの目標を教えて下さい。
エイメ:「やはりレースに勝つことが一番の目標です。フェネストラズはポールポジションを狙える実力を持っています。チームとしても、自分たちの実力を安定して発揮できれば、良い結果は自ずとついてくると確信しています」
フェネストラズ:「私もチームのパフォーマンスを安定させることは非常に重要だと思います。トップ5フィニッシュの常連になることを目標に来シーズンも頑張ります」
フォーミュラE世界選手権シーズン10は2024年1月13日にメキシコシティで開幕します。チームは開幕戦に向けて、今年10月23日から27日にかけてスペインのバレンシアで行われるプレシーズンテストに参戦します。
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